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Ep.26 ページ28

バンッ

勢いよく両親の部屋の戸を開ける。
驚いたようにこちらを見る両親。

父「な、なんだ!?どうした…!」

「良かった……」

母「なに〜?嫌な夢でも見たのかしら?」

ほっ…と胸をなでおろし…
油断してしまった。
後ろから殺気を感じ振り向くと、一人の男が刃物を振りかざしていた


あ…終わった。


私は痛みを覚悟し目をつぶった。






だが、いつまで経っても痛みが来ない。
目を開けると…

男は倒れていた。
その代わり…

「っ…!!ゾム様っ!!!」

ゾ「いった………だ、大丈夫や。
致命傷やないから」

腕にナイフが刺さっていた。
後ろで狼狽える両親を無視し、ゾム様の腕のナイフを抜こうとした。

「何故…庇ったのですか…」

ゾ「さっき言うたやろ?
女守るんは男の仕事。
部下を守るんも仕事やで。」

「……申し訳ございません。
私が油断したばっかりに…」

ゾ「…A。」

頭にぽんっと手を乗せられる。
顔を上げると、隠れていた瞳が優しく細められる。
美しい翡翠の瞳が輝いていた。


ゾ「気にすんなや。
それに…Aは1度やった失敗は2度はやらんやろ?」

「っ…はい。」

ゾ「ええ子や。さすが俺の右腕や。」

わしゃわしゃと乱暴に撫でられる。
ボサボサになっていく髪の毛を直すことなくされるがままでいた。
いつもは彼を撫でる側だから…


さて…

後ろの2人にどう説明しようかなぁ……。
主にすごい顔して黒いオーラだしてる父親……,

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雨々(プロフ) - 桜猫さん» なんと実はここで50話なんです (2019年5月10日 19時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - あ"あ"ーー!!夢主ちゃぁぁぁん!! (2019年5月10日 17時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - 桜猫さん» わぁ!!いつも見てくれてありがとう!! (2019年5月7日 20時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 眼福だぁ~!♪ヽ(´▽`)/ (2019年5月7日 20時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - 桜猫さん» いぇいいぇい! (2019年5月4日 10時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夕凪 | 作成日時:2019年4月14日 2時

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