５５冊目 ページ5
「ほんとに覚えてない？朧げって、少しは覚えてんの？」
「…なんか、途切れ途切れだからさ。夢かもわかんないし」
「俺…ヌナにキスしたよ」
「え！昨日夢って言ってなかった！？」
覚えてんじゃんw
「柔らかくて気持ちよかったんでしょ?」
「……。あー、もうダメ。二日酔いの頭じゃ考えらんない」
「ヌナ、もっと俺のこと意識して。男としてみて」
「…なんで今そういう事言うかなぁ」
「くく。ドキッとした？俺の言う事に振り回されればいいw」
「じゃあ家にもホイホイ入れらんないね」
「ちょ、それはだめ」
「一緒にベッドで寝るのもなしだね」
「…ぬなぁ」
頭に巻いたタオルをずるりとはずし、濡れ髪がバラバラと落ちてくる。
乱れた髪の隙間から、ヌナの柔らかい視線。
「ふふwわたし、ジェボマのことちゃんと男の人だって思ってるよ」
…へ？
「ね、ドライヤーしてくれる？あれ気持ちよかった〜」
「え、あ…する！待ってて！」
え、わ、やばい。
すげー嬉しい。
ヌナが俺のこと意識してるってことでいんだよな？
うわ…
「おねがいしまーす」
ヌナは床に座ったまま、俺を見上げる。
ドライヤーを持ってヌナの後ろへ座り込み、乾かす前にブラシをいれると。
髪の隙間から見えるうなじにドキッとする。
…あ、こんなとこにホクロあんのか
「ヌナ、首の後ろにホクロあんだね」
「あーそれね。自分じゃ見えないんだよね」
「誰かに言われたんだ？」
「うん、元カレに」
自爆。
聞かなきゃよかった…
いやそりゃヌナの歳でそういうのないわけないけど…
こんな場所のホクロなんか、そーゆーときしか見えないだろ
あー、むかつく。
ちゅ
「んぁっ…こらジェボマ？」
ムカついたからホクロにキスしてやったんだけど。
なにその声。
う、わ
もっとききたい
ぱく、首筋にゆるく噛み付くとビクンと揺れる肩
声、我慢してる…吐息がえろい…
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なつ(プロフ) - えりこ玉さん» はじめまして！とても嬉しいコメント、ありがとうございます(^^) ゆっくりではありますが、更新がんばりますね〜！ (2017年2月7日 20時) (
レス) id: 40c1812f25 (このIDを非表示/違反報告)
えりこ玉(プロフ) - なつさん。はじめまして。なつさんの作品好きです。楽しくて、情景が浮かんで来る。新しいジュホンのも今読んでるところです。また、こちらにも来るので楽しませていただきます！ (2017年2月7日 16時) (レス) id: a8727379f0 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - あいさん» わはー、褒めすぎですよ！調子に乗ってしまいますw 更新。ゆっくりですが頑張りまーす！ (2016年10月9日 15時) (レス) id: 1a89841101 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - この作品結構最初から見てます！もう始めからドキドキしっなぱなしです笑 文章力がなんかすごいですよね！ひとつひとつ丁寧にっていうか…笑 楽しみにしてます(><) (2016年10月8日 6時) (レス) id: c43d54afd4 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます！更新、土日は滞りがちですが平日はがんばりますね！ (2016年9月19日 17時) (レス) id: b7eae34224 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつ | 作成日時：2016年9月17日 9時
