愛と勇気と正義が私の友達なので、君とは友達になれません【ヒロアカ】 (ページ3)

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公園ページ3

日が傾いて来た頃、彼が公園に入ってきた。

『遅～い』

「ア"ァ？遅くねぇわ!」

『いやいや、君が待ってろって言った時間から、もう1時間はたってるから。逆に待ってた私を褒めてもバチは当たらないと思うけど』

うるせぇ!!クソモブがぁぁ!
とか言って、手のひらで小さな爆発を繰り返す。

……沸点低いなぁ

『で、話ってなにかな？
早く家に帰んないと行けないんだけど』

夕食どうしよ～
ご飯余ってるし、オムライスでもいっか。

あぁ、確か鶏肉無いから買いに行くかぁ。

「…………か？」

『え、ごめん。聞いてなかった』

「チッッ、喋ってやってんだから、ちゃんと聞けやぁ!!」
うん、これは悪かったわ。

「……お前だろ」
『は？何が？』

もしかして、バレちゃった？個性使ったの？

「さっきのヘドロを警察の方に行かせたの、お前だろ」

ありゃりゃ、疑問にすら思ってないのか、なら、ここで喋んないと怪しいよね。

『どうして、そう思うの？
あそこには、ヒーローが居たじゃない』

彼がどんな反応をするのか気になって、少し遊ぶことにした。

「あんとき、警察もヒーロー達も動かねぇでいた。ヒーローの個性なら、すぐに動けてる」

あら、意外と周りみてたんだ。
しかも冷静。

『うん。あれは、私の個性』

「どんなやつだ」

ん～、どうしよ。
教えるべきか教えないべきか。
私自身、あまりこの個性が好きじゃない。

まぁ、やろうと思えば殺れるヴィランみたいな個性なんて、どうやって言っても怖がられて終わりだし、いっか、言わなくて。

『……秘密。
さーて、そろそろ帰るね。夕食作んないとだし。さよなら、爆豪勝己』

出来ることなら学校でも会いたくないよ、って意味を含めて言ってみた。

「はぁぁぁあ!?教えろや!!!」

あぁ、うるさい、うるさい。
背中で暴言を聞き流しながら、公園の出口に向かう。

あ、スーパーのタイムセール終わったじゃん。最悪。
いいや、今日は夕食無しで。

公園を出るとき、少し振り返った時には、彼はもう居なかった。

……家にかえろ。
勉強しないと。

　

今日の事件の事も、彼と喋った内容も忘れよう。
今日は運がなかっただけなのだから。

＊＊＊
どーも、作者です。
これは、原作どーりに進みません。
私の書きたいところだけ書きます。
自分勝手ですみません。無理な方はバッグして下さい。