君の隣で笑いたい【青×黄】

fraternal love.5 ページ6

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ガヤガヤと煩い校庭を窓から見回す。


サッカー部のさとみくんが、女子からの声援を受けていた。


その隣にジェルくんの姿もある。
どうやら、女子に大人気のさとみくんに嫉妬しているようだ。


みんな青春してるなー、なんてポケットに手を突っ込みながら思う。


僕が所属している卓球部は抜けていて、練習も碌にしていない。


だから、必死になって何かに取り組んでいる姿を見ると、羨ましくなる。


『るぅとくん、そこは♯付けるんだよ？』


「あっすみません。次から気をつけます」


音楽室から、Aとるぅとくんの声が聞こえてくる。


此奴らもアオハルしているのかと思うと、苛立ってくるな。


「なんて。僕が悪いんじゃん…」


Aに『好きだ』と言えない自分が、告白できない自分が悪いんだよ。


ほんとは全部、分かってる。


だったら……


「どうしろって言うの？」

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