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「望、私彼氏出来たの」



あーはいはい。そうやっていつものように流そうとしたら、今何て言ったこいつ。



「か、れ、し。出来たの」



「はぁ？」



開いた口が塞がらんとはまさにこのことなんやな。まさか体験する時がくると思わんかったわ。



「何で？」



「気になる？」



「…別に」



「じゃあ、教えなーい」



「ちっ、言えよ早く」



「知りたいんでしょ？ね、そうでしょ？」



「分かった。知りたいです、これでええやろ」



「えっとねー、なりゆき？みたいな」



「は？なりゆき？」



聞けば聞くほど分からんくて。俺はどうなったん、てかお前好きな人おったんかって。

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作者名：七月雪 | 作成日時：2018年6月6日 23時

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