1話 ページ2
――ここはある森の中。木の上で寝ている少女がいた
『あーあ。暇すぎて退屈......なーんか面白いことないかな〜』
この少女。名を五条 楓と言う
『ねぇ〜〜"宿儺"ぁ!なんか面白いことない??』
宿儺《知らん。自分で探せ》
誰もいない場所に"宿儺"と呼ぶと、なんと楓の頬から口と目が1つ出てきた
そして喋りだしたのだ
これは"両面宿儺"。今よりもずっと昔、"呪いの王"と恐れられた尾獣並に危険な"バケモノ"である
そんなバケモノが楓の体の中に封印されていた
言い伝えによると、顔は2つに腕は4本。だが、それは本気になった姿であり、普段は人間と姿はあまり変わらないそうだ
『......ピクッ(水がはねる音.....。誰かいる?チャクラも感じる)』
『(しかも、その内1人は私と似たようなチャクラ......。もしや"うちは"か?そしてもう片方、あのチャクラは感じたことがある。"千手"だ。争いでもしてるのか?)』
『面白いことになってんじゃ〜ん♪』
2つのチャクラを感じ取った楓は、面白半分で川へと向かった
―――
『(さてさて、どんな奴がいるのやら......)』
『チラッ』
木の影からチラッと覗く。そこで見たものは......
«パシャパシャ»
『!!!』
「だぁぁ!!クッソ!」
「ガッハッハッ!まだまだだなぁ!」
『遊んでる......?敵同士の癖に??(......あー、そうか。お互いの一族のことを知らないのか。だからあんな呑気に......)』
その場の分析をする楓。すると、黒髪の方が楓のいる木の方へクルッと向いた
『!(ヤベッ)』
「おい!そこにいんのはバレてんだよ。誰だ!さっさと出て来やがれ!!!」
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作者名:Mirai | 作成日時:2021年2月13日 23時