呪いの王の器は最恐の忍【壱】

31話 ページ8

イル「(ナルト…！？)」


ミズ「………やってくれるじゃねェーか………」


ナル「……イルカ先生に手ェ出すな」



ナル「殺すぞ……」«ｷﾞﾛｯ»



イル「バ…バカ！何で出て来た！！逃げろ！！」


ミズ「ほざくな！！てめェーみたいなガキ、一発で殴り殺してやるよ！！」


ナル「やってみろカス！千倍にして返してやっから」


ナルトは印を結んだ



ミズ「てめェーこそやれるもんならやってみろバケ狐ェェ！！！」




ナル「【影分身の術】!!!!」


ミズキの周り…至る所に、およそ千人のナルトが現れた



ミズ「なっ！なんだとォ！！！」


ナル「どうしたよ。来いってばよ」

ナル「オレを一発で殴り殺すんだろ、ホラ！」


イル「(ナルト…お前ェ……)」


ナル「「「それじゃあ、こっちからいくぜェ！！」」」



ミズ「うぎゃああああ！！！」


«ﾄﾞｶﾞｯ ﾊﾞｷｯ ﾎﾞｶｯ!!!!»



イル「(へっ！本当に千人に分身しやがるとは…その上……残像ではなく実体そのものを作り出す高等忍術"影分身")」


イル「(コイツひょっとすると……本当にどの火影をも…)」



ミズ「_:(´ཫ`」 ∠):_」←



ナル「へへ…ちっとやりすぎちゃった」

イル「…ナルト、ちょっとこっち来い。お前に渡したいもんがある！」



そして、いつの間にか朝日が昇る――



そして、ナルトの額には、ゴーグルではなく、木ノ葉のマークがついた額あてが巻かれていた



イル「卒業……おめでとう」


イル「今日は卒業祝いだ、ラーメンをおごってやる！！」


ナル「イ…イルカ先生ェェ〜！！！」

イル「うおっ！？いてーよ！」


――――



『ふぅ〜ん。なるほどねェ』


『ま、結果的には良かったじゃん。ナルトを認めてくれる人ができて』




『てかもう朝じゃん！？今日は1日寝よ…』



こうして、封印の書盗難事件は幕を閉じた――

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