一般人庇って死んだと思ったら異世界にいた件

〃 ページ49

『術式は、生まれながら体に刻まれているもので、後先的に努力して得られるものじゃない』

『術式は、呪力をアウトプットする型のようなものなんだ』


『そだなぁ……。呪力と術式の関係を、呪力を電気、術式を家電に例えて考えてみよう』

『電気という状態では限られてるけど、家電に電気を流すことによって、テレビ・冷蔵庫・電子レンジなど様々な使い方ができるようになる』

『同じように、術式に呪力を流すことによって様々な技が使えるようになるんだよ』


『ちなみに、私の術式はさっきとか、入学式で見せたような"重力"を操る術式ね』

『あ、でもこの世界に来てさ、元の世界の他の術師の術式も、こっちにいる間だけ使えるようになった』


エー｢特待生の世界ってすげぇとこだな｣

『でしょー？』


『あ、そうそう。私はこの学園にある宿儺の指を全て回収して、取り込む』

『これ任務だから。見つけても絶対触るなよ〜。私に言えよ』

エー｢近づきたくもねぇわ！！｣

『ちなみに、今その両面宿儺が私の体の中に何故か封印されてます』

デュ｢………なんか、もう慣れた…驚き疲れて……｣←

『だから、宿儺にあんま生意気な口聞かない方がいいよ。殺されるから』

グリ｢:(´◦ω◦｀):ﾋｪｪｪ｣


『てことで、この指は私が預かりま〜す』


学園長｢では、Aさんには呪術師として、この学園を守ってもらいましょう。頼みましたよ｣

『まっかせなさ〜い！』



学園長｢さて、今日はもう遅い。バケモノについての詳しい話は明日にしましょう｣

学園長｢みなさん寮に戻りなさい｣

デュ｢では、失礼します｣

0-20 終曲プロローグ！→←〃

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