一般人庇って死んだと思ったら異世界にいた件

0-15 散々スポット！ ページ31

エー｢ここもゴーストがうろうろしてんのかよ！｣

デュ｢いちいち喋ってたらキリが無い。先を急ぐぞ｣

エー｢偉そうに命令しないでほしーんだけど｣


エー｢大体、お前があんな馬鹿な真似をしなきゃ、こんなことになんなかったのに｣

デュ｢元はと言えば、お前が掃除をさぼったのが原因だろう！｣

エー｢それを言ったら、最初にハートの女王の像を燃やしたのはそこの毛玉だぜ！｣

グリ｢ふな"っ！オマエがオレ様を馬鹿にしたから悪いんだゾ！｣


デュ｢お前たち！今の状況がわかってるのか？｣

デュ｢朝までに魔法石を持って帰らなければ、僕たちは退学なんだぞ！｣

エー｢だ〜から、さっきからいちいち仕切んなよ。ムカつくなあ｣

ユウ｢さ、3人とも落ち着いて…！｣


『(あのハート君に同感〜。私、正嫌いなんだよねぇ〜。マジウザイってゆーか)』←


『てか、気のせいかもだけど…人の声が聞こえたような………(いや、人か？)』



《………さぬ…………うぅ……ぬ………》


一同『！！』


エー｢こ、この声………は？｣


《い………し……ウゥウウ………オデノモノ……》


デュ｢なんか……だんだん近づいて…｣


《イジハ………オデノモノダアアアアアォォォォォォ！！！！》


A以外『で、出たあああああ！！！』


デュ｢なんだあのヤバいの！？｣

グリ｢ぶなああああ！！(இдஇ; )｣

グリ｢あんなの居るなんて聞いてねーんだゾ！！はよ逃げろ！｣

エー｢めっちゃエグい！でもアイツ、石がどうとか言ってなかった！？｣

グリ｢えぇっ！？｣


《イジ……イシ、ハ………ワダサヌ…………！！！》


一同『！！！』

デュ｢やっぱり、ここに魔法石はまだあるんだ！｣

グリ｢むむむむむりむり！いくらオレ様が天才でも、あんなの勝てっこねぇんだゾ！｣

デュ｢だが魔法石を持ち帰らなければ退学……僕は行く！｣

エー｢冗談でしょ！？｣

ユウ｢1人じゃ無理だよ！危ない！！｣

デュ｢僕は絶対に、退学させられるわけにはいかないんだ！｣



『(あーあ、雑魚が前に出ても意味ないっつーの。大人しく逃げればいいのに…。てか、アイツ馬鹿か？)』

『(自分より強い相手に1人とか…。バカも大概にして欲しいな)』


『(助けようと思ったけど……。多分逃げると思うし、まだ出ないでおこ)』

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