0-13 軽率タクティクス! ページ28
『ぁ……』
Aの目から、無意識に涙が零れていた
『最近、全く泣かなかったのに……久しぶりに泣いたな……』
止めようと思っても止められない涙。ボロボロと零れる涙を、玉犬が必死に舐めていた
『慰めてくれるの…?』
玉犬「クゥン……」
『ははっ笑、優しいねぇ。きっと、術者に似たんだねぇ〜』
ヨシヨシと優しく玉犬の頭を撫でた
『もう大丈夫だよ、ありがとね』
『さて!ユウ達もそろそろ帰ってくると思うし、ご飯の用意しないと!』
さっきまで泣いてたのが嘘のように、二パッと明るい笑顔になった
宿儺《切り替えが早いな、A》
『特級術師がこんなんじゃ、カッコ悪いじゃん?しかも、この世界では特待生だしね♪』
宿儺《フンっ、お前らしい》
……
《現在の時刻 午後7:48》
晩御飯を作り終わって、かれこれ一時間待っていたが……
『え、遅くね???』←
『いやいやいや、いくら罰で窓拭きさせられたとしても!!こんな時間まで生徒を働かせないでしょ!?』←
いつまでたっても、2人が帰ってくる様子はなかった。Aは、それに違和感を感じた
『まさか……呪いと遭遇してたりして……』
人間の負の感情から発生する呪い。学校でもよく発生する。もし、そこに2人が取り残されていたとしたら……
『急いで助けに行かないと…!!』
『【
Aの影から白と黒の2匹の犬が出てきた。その玉犬に、ユウとグリムの私物を嗅がせた
『ユウとグリムを探せ。呪いもね』
そして、玉犬と一緒にオンボロ寮を出た
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妖狐(プロフ) - 主人公の名前、なんで()ついてるんですか? (2021年1月23日 13時) (レス) id: 9d9b92a8ce (このIDを非表示/違反報告)
ほよぺい - 凄く面白いです!続きみたいなのってあるんですかね? (2021年1月22日 21時) (レス) id: 6534cc1921 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 凄く面白いです!! (2021年1月12日 2時) (レス) id: 53cc08d6c4 (このIDを非表示/違反報告)
しー - 名前変換できないんですか? (2021年1月5日 20時) (レス) id: 155586b5fc (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ - 面白かったです!応援してますね( ゚Д゚)ゞ (2021年1月5日 19時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mirai | 作成日時:2021年1月1日 2時