0-12 罰則エスケイプ! ページ27
『え……もしかして…』
バッと後ろを振り返ると、なんとそこには玉犬がいた
しかも、白と黒両方揃っていた
『うっそ!!マジ!?』
『え、なんで君らここにいんの!?』
玉犬「ワン!」
『いやワン!じゃなくてね!?』←
宿儺《ほう?伏黒恵の術式だな、面白い》
頬から口が出てきたと思えばケラケラと笑いだした
『宿儺、なんか知ってんの?』
宿儺《いや、知らん》
宿儺《だが、急に伏黒恵の術式が使えるのはおかしい。これは推測だが、この世界にいる間だけは他の呪術師共の術式も使えるんじゃないか?》
『へぇ〜〜、そりゃ凄い…』
『元々私は特級術師だったけど、その上いったんじゃね?五条先生より最強になっちゃったかも〜笑』
ワシャワシャと玉犬の頭を撫でた。玉犬は嬉しそうにAに撫でられた
ふと周りを見渡し、誰もいない談話室を見て、Aは思った
『("寂しいな"……なんか、1人って心細いっていうか………)』
『(いつも、私の側には悠仁達がいたのに……今はいない)』
『この世界のどこにも……存在しない』
Aは幼少期から"特別扱い"を受けていた。部屋は家の中でも一番広い所で、侵入者やスパイなどが入らないように。と、部屋の周りは結界を張られ、隔離されていた
親でさえ、Aのことは"五条家を上回るための道具"としか見てなかった
学校は、高校生まで通わせてもらえなかった。独学で知識を身につけたのだ
高専に入ってからは仲間に恵まれ、人の温もりを知った
だが、この世界にはその仲間はどこにも居ない。今のAは、幼少期の頃と同じような"孤独感"でいっぱいだったのだ…。
287人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
妖狐(プロフ) - 主人公の名前、なんで()ついてるんですか? (2021年1月23日 13時) (レス) id: 9d9b92a8ce (このIDを非表示/違反報告)
ほよぺい - 凄く面白いです!続きみたいなのってあるんですかね? (2021年1月22日 21時) (レス) id: 6534cc1921 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 凄く面白いです!! (2021年1月12日 2時) (レス) id: 53cc08d6c4 (このIDを非表示/違反報告)
しー - 名前変換できないんですか? (2021年1月5日 20時) (レス) id: 155586b5fc (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ - 面白かったです!応援してますね( ゚Д゚)ゞ (2021年1月5日 19時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Mirai | 作成日時:2021年1月1日 2時