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ルール違反でしょう? ページ11




ザッ……!


自身とゴンの間の狭い空間に、見知った銀髪が舞うのを捉え、イルミは目を見開く。

掴まれたのとは逆の手で、ゴンに触れようとしたのだが……突如乱入してきた彼女によって、その行為は阻まれた。




「A!」

『下がって、ゴン』




得体の知れない空気を感じ取り、身を引こうとしたゴン。彼を庇うカタチで、今度はAがイルミと対峙する。




「………A、危ないだろ」

『こっちのセリフだと思うけど。それに"それ"はルール違反でしょう』

「…………」




「それ」と顎で示された手をとりあえず下ろし、イルミは己の胸ほどの身長しかない妹と、その足元に落ちた数本の弟と同じ銀髪を見やる。

それは綺麗に切り揃えられたAの前髪、だったもの。

イルミのオーラに焼かれたのだ。

まさか練もせず割り込んでくるとは思わなかったため、手を止めるタイミングが間に合わなかった。




(俺だったから良かったものの)




イルミが並の使い手なら、妹の首から上はなくなっていただろう。




「Aってさ」




変わってるよね。

と、兄にだけは言われたくないセリフが吐かれるはずだったが………それは最後まで聞かずにすんだ。




「さて諸君、よろしいかな?」




飄々としたネテロの声が響いたからだ。

一触即発状態にあった3人の注意を引き取って、ネテロが噛んで含ませるように言う。




「他人の合否を云々言っても、我々は決定を覆すつもりはない。つまり、キルアの不合格は変わらぬし、お主達の合格も変わらぬ。ほれ、そこの3人もそろそろ気が済んだじゃろ」




ネテロの言葉が終わるか否か、というタイミングでAはゴンの手を取って最後列に移動してしまう。




「Aっ、ちょ、ま…」

『いいの。こっち座ろう』




しばし2人の方を凝視していたイルミも、ふい、と席に着いた。




「コホン!それでは説明会を再開します」




ぽてぽてと可愛い足音をさせて、壇上、マーメンが新ハンター達への講習を再開させた。


.

丸投げしないで→←私は姉だけど



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ふぃあろ(プロフ) - えさん» よくわかってらっしゃる次のシーズン楽しみにしててください😏 (2月26日 16時) (レス) id: a89e9c6a81 (このIDを非表示/違反報告)
- 体戻って欲しいw (2月21日 13時) (レス) id: 6e79f8ea1b (このIDを非表示/違反報告)
ふぃあろ(プロフ) - 成海 なるせさん» わわっ、ありがとうございます!!!亀更新で申し訳ない🙏ありがとうございます!✨ (1月10日 21時) (レス) @page49 id: a89e9c6a81 (このIDを非表示/違反報告)
成海 なるせ(プロフ) - 好感度ものが好きな私にとって、ものすごくどストライクな小説です……🥹‪夢主と色んな子達のやり取りを楽しく読ませていただいております✨更新待っています!お体に気をつけてください☺️ (1月5日 23時) (レス) id: 6732bb5dd1 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃあろ(プロフ) - 海神 瑠花さん» なんと!!ありがとうございます😭主を自分で書いておいて夢主ちゃん大好きなのでめちゃくちゃ嬉しい😭✨ありがとうございます頑張ります👊👊 (12月12日 22時) (レス) id: a89e9c6a81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふぃあろ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uekukz/  
作成日時:2023年3月25日 15時

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