注文の多い？お弁当屋さん

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不安になりつつもロビーでキョロキョロしてたらすばるくんがコーヒー飲んでんの発見。

顎ひげ擦りながらピアノの演奏聴いてるの見るとやっぱしイケメンよなー。

そんでうまく言えんけどオーラあるよなー。

俺なんて冴えない街の弁当屋やのに一緒おって大丈夫やろか。

アカン！！

あんだけマルさんとか章ちゃんさんとか、亮ちゃんさんがしてくれたのにネガティブ出したらアカン！！

声掛けたいけど、でももう少しすばるくんのこと見てたいなぁ。

普段は恥ずかしくて近くにおってもあんまし見れへんのやもん。

今更ながら整った顔してるよなー。

俺とか顔めっちゃ左右非対称やのに、すばるくんキレイに対称やしパーツも整っとるやん？

俺より不摂生な割に肌キレイやん？

イケメンで目力あって迫力ある割にちっこいやん？
(これ褒めてる。)

普段怖そうやからこそ笑った時ギュンってなるんよなー。

てか、俺、こんなん言うてたらめっちゃ好きっぽくない？！

すばるくん、俺のどこ好きなんやろ。

てか、俺はそこそこ好きアピールしてるけど、すばるくん俺のこと好きなん？

好きやから出かけよって言うてくれたし、こういうとこで待ち合わせてるんよね？

俺なんて金も無いし特別可愛いわけでもないし、何ならオンナノコちゃうし。

それでも一緒おりたいて思うてくれる何かあるんよね？

アカン！！

またネガティブ出かけた。

大丈夫、きっと大丈夫。

ブルブルって頭振ってもうてしまった！髪型崩れてへん？！て慌てたとこでバチンて目が合った。

｢なんや、おったんか。｣

ふわって笑ってこっち来られたらずきゅーんてきたよね。

え、いつも以上にイケメンやん？

俺の彼氏？(それで合っとるよね？！)めっちゃカッコよくない？！

｢荷物預けろ言うたのになんで持ってんねん｣

｢いや、これ章ちゃんさんが今日ここに持ってけて言うて、亮ちゃんさんも渡せばわかる言うから｣

モゴモゴしてる俺の手から袋持ってって中身覗いてほぉん、なるほどな、やて。

そういや俺ここ来るまでに中身見れば良かったわ！

｢とりあえず行くで。そろそろ予約の時間やから｣

ふらーっとエレベーターに向かうすばるくんを慌てて追いかける。

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