俺と彼がパパになってから７

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ベッドに着いたものの、どうしたらえぇんかわからんやったらしく立ったまんま。

「寒いから布団の中入ろ。」

「うん。」

手ぇ伸ばして布団めくったら、優しくベッドに乗っけてくれるから横にずれて手を引いて隣に寝かす。

肩肘ついて、隣から見下ろすと、不安そうにゆらゆらする瞳にこっちが泣きそうになる。

「あのさ、俺、ホンマにキモチ出すの下手で、あれやけど、でも、ちゃんと好きやから。」

頷いたかと思うたら、そんままポロポロと涙が溢れてく。

「やっぱ親子やな。」

「ぶひぇ？」

ブッサイクな言い方に、我慢してたけど思わず吹いてまう。

「それも、そっくり」

「やから、何が？！」

「すばるくんも、エイトもそうやって静かにポロポロ涙出して泣くやん？しかも、そのぶひぇって言い方もお揃い。」

「そうかも。。。」

「親子やからってそんな細かいところが似るか？！って思うたら笑ってもうた。」

「りょーぢゃーん！！！」

泣きながらくっついてきて、髪の毛が相変わらず擽ったいけど、そんなとこもなんだか可愛く思える。

「何にそんな不安になっとったんかはわからんけど、お詫びの気持ち込めて、今日は頑張らせてもらいます。」

おでこにちゅぱってキス落としたら、そんままびっくりして固まっとる。

そのリアクションもすばるくんとそっくりで笑える。

すばるくんの方がクワってすんごい顔するけど。

「んふっ、じゃぁ、どろっどろに甘いのお願いしまーす♡」

下半身に不審なもん擦り付けてくるのに思わずぎょっとしたけど、さっきみたいにしょげとるよりはえぇか。

すばるくんもエイトも親子やからってこんなところは似る必要ないからな？！

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