伍拾伍 ページ13
くださったコメ返今更できねぇ…！！
誤字指摘ありがとうございます、応援ありがとうございますショタじゃなくてもウェルカムマイワールドですありがとうございます…自分でも意味不明ですけどコメント本当にありがとうございます読んでます…！
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早朝、吐いた息が白くなって青が眩しい空に消える。
「じゃあ…いってきます」
昇る朝陽に目を眇め、遠征部隊を見送るためにわざわざ玄関まで来てくれた兄方達や主たちを振り返り、言った。
「いってきます」なんて、言えるだけでも幸せだ。返事があるから言える言葉だから。
石「いいかいA、気を付けるんだよ。遠征はただの戦とは違う、隊員の様子もきちんろ見るようにね」
はい。こくりと頷けば、隣の後藤が元気よく声をはじけさせる。
後「大丈夫だって石切丸さん！俺が付いてるからな！」
石「ふふ、それは安心だ」
珍しく静かな主がじっと僕を見つめてくる。ぽんぽんと、写真が納まる懐を主にだけわかるように叩けば、主は泣きそうな顔で笑顔を咲かせた。
…大丈夫だよ。
「……行先は般若野、遠征部隊以下六名、行って参ります」
げぇとの先頭に立ち、玄関の皆に頭を下げる。
「「「いってらっしゃい」」」
目が眩むほどの光が僕達遠征部隊を優しく包みこむ。
あたたかな笑顔で手を振る三条、一兄さん、胸元を握って心配そうにする主。
いってきます。
…主、笑って。精一杯、にこりと小さく笑って手を振った。
直後、僕らを襲った目を空けていられない程の光に、思わず瞼を下ろす。一瞬だったか、数分だったか。ふわりと体が重力を取り戻す感覚にそっと目を開ける。
見渡せば何処までも広がる、木の一本も生えていない殺風景な草原。青々とした草、とは言い難いどこか生気のない雑草たちが水気のない土地を覆っている。
…あぁ、懐かしい。
どっと押し寄せる脳裏に閃く赤と、黒、鮮明に響いた笑い声を無理やり押し込め、皆の様子をうかがう。…居心地悪そうだけど、大丈夫かな。
歌「ここが、般若野かい」
江「空気が淀んでいます…」
「…あんまり長居するのやめようね。」
うん…確かに呼吸をするたびに喉に纏わりつく空気が不愉快。
でも、ってことは。当たり、だね。
この、やたらねばつく雰囲気なんて…正にあの男の具現化だもの。
「…とりあえず、進もう」
頃合いを見て離れなきゃ…
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音琥(プロフ) - 面白いです！！！あの、よければ、何ですが・・・僕が書いてる作品に、アドバイスとかいただけないでしょうか、（） (2019年8月22日 16時) (
レス) id: 13c9a9eef6 (このIDを非表示/違反報告)
苺花 - スッゴく！おもしろいです！これからも楽しみにしています！お体にお気をつけて更新頑張ってください！(*'▽'*) (2017年11月8日 17時) (レス) id: 874c46c86b (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 質問なんですが、５３話の後藤十四郎は後藤藤四郎じゃないですか？？？ (2017年4月4日 15時) (レス) id: 2ee3afae63 (このIDを非表示/違反報告)
たいやき。 - どうも！何周もしてる暇なやつです(｀・ω・´)何周しても、面白すぎです。ショタじゃなくてすんませんが、応援してますよー！ (2017年3月21日 20時) (レス) id: c11d58bfc8 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - ありがとうございます！更新されてて嬉しいです！ (2017年3月11日 20時) (レス) id: b86fcfd3c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ムラビトJ | 作成日時：2016年4月15日 14時
