伍拾肆 ページ12
占ツク最近読み専なんだ…申し訳ない。安定の極にびっくりしながら江戸城下でレベリングのムラビトです。般若さんあったんねぇんだよなぁ
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「…あいわかった、Aの遠征を認めよう。ただ、危ないことはせぬこと。よいな？」
にらみ合うというか、瞬きもせずに難しい顔をする二人を凝視する事2分ほど。長い長い沈黙が破られ、本当に渋々といった様子の三日月が承諾の声を上げる。
条件付きだけれど…でも、僕はこの言いつけをまた破ってしまうことになるのだろう。
それでも、行かないと。
「…分かった」
ごめんね三日月…嘘を吐いた。
心の中で謝り、そしてありがとう、という意味も込めて頬を緩めると彼の兄は呆れた顔ながらも上品に笑う。そうすれば、反対しているのは小狐丸だけになるわけで。
「おや、小狐丸は許さないのかい？可愛い末子には旅をさせよというだろう」
「おうじょうぎわがわるいですよ！」
石切丸と今剣からの援護射撃、そして集中する視線を不満そうな表情で受け止めた小狐丸は、どうも分が悪いと悟ったのか
「怪我一つなく帰ってくるのなら」とひっくい声ながら許可を出してくれた。
「ありがとう、小狐丸」
「大成功で帰ってくるのじゃぞ」
ほぅ…と無事に行ける許可が下りた安堵からか、ため息がでる。そんな僕を横目にパンっと一度手を打った主
「よし！明日遠征組は早いからもう寝よう！般若野は難易度もそこそこ高いし、各々万全の状態でねー」
「ですね、おやすみなさい！」
「ほらお前たち、歯を磨いて寝よう。こら、後藤もだよ」
「がっはっは、A、部屋へ戻ろうぞ！枕投げだ！」
「だめですよいわとおし、Aはねないと」
「よし、なら俺は明日の景気づけに驚きを…」
「うんうん、鶴さんも寝ようねー」
「あんた明日非番なんだって？酒盛りでもどうだい？」
「僕ですか…ええ、構いませんよ」
一気に騒がしくなった広間を、あちこちに咲く笑顔を目に焼き付ける。楽しい、霊力が優しい。
僕はこんな綺麗なものを守る為に行くんだから、後悔はしないし、全然怖くもない。
守り刀じゃない僕が、大太刀が何かを守りたいならば、自ら戦えと
教えてくれたのは、誰だったか。
ねぇ…主。
「ありがとう」
「おやすみ」
僕は、暗いところしか知らなかった僕が、ここの一員で在れることをとても誇りに思ってるよ。
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音琥(プロフ) - 面白いです！！！あの、よければ、何ですが・・・僕が書いてる作品に、アドバイスとかいただけないでしょうか、（） (2019年8月22日 16時) (
レス) id: 13c9a9eef6 (このIDを非表示/違反報告)
苺花 - スッゴく！おもしろいです！これからも楽しみにしています！お体にお気をつけて更新頑張ってください！(*'▽'*) (2017年11月8日 17時) (レス) id: 874c46c86b (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 質問なんですが、５３話の後藤十四郎は後藤藤四郎じゃないですか？？？ (2017年4月4日 15時) (レス) id: 2ee3afae63 (このIDを非表示/違反報告)
たいやき。 - どうも！何周もしてる暇なやつです(｀・ω・´)何周しても、面白すぎです。ショタじゃなくてすんませんが、応援してますよー！ (2017年3月21日 20時) (レス) id: c11d58bfc8 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - ありがとうございます！更新されてて嬉しいです！ (2017年3月11日 20時) (レス) id: b86fcfd3c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ムラビトJ | 作成日時：2016年4月15日 14時
