＃ ページ7
Kouji side
それから数日後
自分の部屋でくつろいでると何やら二人の言い争う声が聞こえてきた
慌てて部屋を飛び出すとどうやら1階で揉めてるみたいで、同じように部屋から出てきた照にいと一緒に向かう
宮「だからなんもないって言ってるじゃん」
翔「何もなかったらこんなことになってねぇだろ！」
宮「翔太ほんとにしつこいから！」
翔「しつこく言っても聞かないのは涼太だろっ！！」
取っ組み合いになりそうなところを慌てて照にいが止める
それでもなお睨み合いを続ける二人に
おい、阿部これどうなってんだよと照にいが少しイラついた様子でソファにポツンと座っていた阿部ちゃんに聞く
阿「だてさん今朝から様子がおかしくて、フラフラしながらキッチンに入っていったから翔太が止めたの」
翔「そうだよ、俺が止めたのにお前がっ」
照「分かったから翔太黙って。それで？なんでこうなった？」
阿「大丈夫の一点張りで翔太が折れたんだけど案の定包丁で指切っちゃって、それで翔太がキレたんだよ」
照「そうなの？だてさん」
宮「………」
翔「だんまりかよ。てかさ、そもそも最近の涼太変だよ。挙動不審だし何にビビってんの？」
挑発するような翔太くんの発言に一瞬怒ったような顔をしただて
でもすぐさま何か考えこむように俯いてしまった
翔「なんかあるんだったら言えよ。隠されんのが一番嫌なの知ってるだろ」
照「分かったから翔太も落ち着けって。人に言いたくないこともあんだろ」
翔「…」
しばらく沈黙が続く中ポツリとだてが言葉を漏らす
宮「ごめん、言いたくない…理由も聞かないで、しかもそんな大したことじゃないから」
阿「その言葉、ホントに信用していいの？」
宮「なんかあったら絶対言う」
翔「なんかあってからじゃ遅いだろ…」
そう呟いた翔太くんの言葉に反応しつつもごめん、とだけ言って部屋に帰って行った
結局その後だては熱を出していて、俺が氷枕を変えるなりすぐに眠ってしまった。緊急で8人が集まり今日あったことと今までのだての様子について話し合った
やっぱりプライドの高いだてさんのことだし彼のことを尊重してあげようと言う話になったんやけど…
先日俺と目黒が気になっただての行動が余計に皆の不安を煽り、俺たちがしっかりとだての様子を見ておこうと言う結果になった
この時に無理にでも吐き出させておけばよかったと後悔することになるのにね
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ポコ(プロフ) - このシリーズ大好きです。最後のこーじ君のお話の続きがめちゃ気になってます笑 無理しない程度で投稿頑張って下さい！応援しています。 (2020年3月29日 16時) (
レス) id: 5268447d1d (このIDを非表示/違反報告)
ぶるーちーず - このお話大好きです！作者様のペースで全然大丈夫なので頑張ってください！ (2020年2月10日 9時) (レス) id: ab89a0a9b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優 | 作成日時：2019年9月26日 16時
