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A「そこだけ切り取った場合、蟹をつけたやばいヤツになるんだけど」
グク「うっせ」
A「うー」
むにっ、と再びつままれた頬。
グク「うわ、ぶっさいく」
A「うるひゃい」
グク「食べ終わったんだったらとっとと行くぞ。」
グクはそう言うと、カバンを持って早々に立ち上がる。
A「ほ、本当に奢ってくれるの！？」
グク「俺は約束を破らない主義だ。それに……なんでもない」
おしゃんてぃーな財布からグクがお札を取り出す姿を後ろから「ごちそうさまでした……」と手を合わせて拝む。
あ、そうだ！
A「じゃあそんなチョン・ジョングク君にこれをあげよう！！」
店外はむっとするような暑さで、グクは目を細めながら「なに」と言う。
A「じゃじゃーーーん！」
グク「……なにそれ」
カバンから取り出したのは、この前テヒョン先輩にペアリボンを教えてもらう時に使ったリボンの半分。
お菓子とかについてたリボンだと思われてるのかな？
リボン発注したのグクなのにぃ。
私はグクの小指にリボンをｷｭｯと巻き付ける。
A「これねー、ペアリボンのやつなの！テヒョン先輩と結ばれるよ！くふふっ……ってそれはダメだ！」
グク「は？ペアリボンの？」
A「うん。……あ、数ぴったりしか用意してないからグク当日それ使ってね。
テヒョン先輩が持ってる半分女の子のＢＯＸに入れないとなぁ。」
そう言って、私は「うーん」と大きく伸びながらある気だそうとした瞬間だった。
グク「そうじゃなくて！」
A「へ？」
伸びてた腕をｸﾞｲｯと掴まれる。
振り返るとグクはさっきのように真剣な顔をしていて。
グク「わかってんの？異性にリボンを付ける意味！」
A「え？なんか意味あるの？」
グク「テヒョン先輩の使った半分のリボンは女の子のBOXに入れるんだよな！？」
A「う、うん」
なんでこんなにグクは必死なんだ……？
グク「当日それ引け」
A「えぇ！？だってそうするとダンスペアがグクとになるじゃん。
私、0.00625%の確率に賭けるか交換でテヒョン先輩と……」
グク「いや、あの、よく聞け」
グクは私の肩に両手を置いて＿＿＿＿あ、右手を離して鼻と口を覆って顔を逸らす。
あれ？心做しか顔が赤い……？
グク「いいか？異性のリボンを先に付けるってことは＿＿＿＿」
「そのルール、敷地外だから施行されないよ」
グクの声は突然後ろから聞こえた大好きな人の声にかき消された。
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alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみに待っております！(*^ω^*) (2017年10月22日 15時) (
レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
atsuzyuri0430(プロフ) - 初コメです！いきなり娘。の愛の軍団の歌詞出てきてびっくりしました！笑 (2017年8月23日 11時) (レス) id: 70eec61fac (このIDを非表示/違反報告)
はな - 続き楽しみにしてます！爆弾少年ってさいこう…!! (2017年7月1日 16時) (レス) id: 6c31651eec (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - ニヤニヤやばいです///// (2016年12月29日 11時) (レス) id: da92c3d37d (このIDを非表示/違反報告)
hinakook(プロフ) - すごい面白いです！更新頑張ってください！応援してます！！ (2016年12月29日 1時) (レス) id: 826df79066 (このIDを非表示/違反報告)
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