3 ページ23
.
テヒョン「は？」
チャニョル「だって好きだろ？幼なじみのこと」
テヒョン「……」
何も、言えない。
正直言ってアイツのことは好きだった。
でも今どちらかと言うと、僕はアイツの背中を押したいと思っている。
チャニョル「ま、頑張れよ！」
なにをだ。
ﾎﾟﾝｯと背中を押してくるチャニョルを軽く睨み上げる。
＿＿＿＿あいにく僕はお前みたいに要領がいいわけじゃないんでね。
たどり着いた駅。
チャニョル「じゃ、テテがどうしてAちゃんの家を知ってるのかわからないけど、俺とはここでお別れだね。」
ぎくっ。
チャニョルは何を知ってるのかニヤニヤ笑ってる。
少しムカついたから、足だけ踏みつけて「アイツによろしく」とだけ言ってAちゃんの家に向かう。
一人になって考えてみた。
都合のいい話だって笑われるかもしれない。
僕は幼なじみのアイツが好きだった。
でもそれは、周りの女の子に知り合い……というか興味が惹かれなかっただけで……
テヒョン「Aちゃんは来すぎなんだよ。嫌でも興味惹かれる。」
つらつらとした言い訳を述べているみたいだけど、要は僕は幼なじみしか見てなかっただけで新しく僕の世界に入ってきた住人であるAに出会ってから＿＿＿＿
テヒョン「……っ」
バカみたいに興味惹かれている。
Aちゃんに。
Aちゃんに。
Aちゃんに。
テヒョン「……声を聞くと惹かれ、」
僕と幼なじみはサカナクションが好きだった。
でも幼なじみに彼氏ができて、その彼氏＿＿＿＿ベクさんがサカナクションが好きだと聴いた時から聞く気になれなくて。
聞く度に１人何度も失恋して、聞けなかった。
でもAちゃんといると、そういうのも忘れられて僕本来を取り戻せる気がして。
テヒョン「……A」
ずっとしたかった呼び捨て。
テヒョン「……っ」
呼んで１人恥ずかしくなって、僕は思わずその場にしゃがみ込んだ。
あぁ……起きてる前で呼びたい。
Aちゃんの前で「A」って呼びたい。
そんなバカみたいに悩んでると
ｶｼｬｯ
え。
顔を上げると
「いただきました！」
はい？
世間一般から見たら超美少女な女の子が僕と、背負ってるAを取った可愛らしいウインクを投げてくる。
いや、はい？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2606人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみに待っております！(*^ω^*) (2017年10月22日 15時) (
レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
atsuzyuri0430(プロフ) - 初コメです！いきなり娘。の愛の軍団の歌詞出てきてびっくりしました！笑 (2017年8月23日 11時) (レス) id: 70eec61fac (このIDを非表示/違反報告)
はな - 続き楽しみにしてます！爆弾少年ってさいこう…!! (2017年7月1日 16時) (レス) id: 6c31651eec (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - ニヤニヤやばいです///// (2016年12月29日 11時) (レス) id: da92c3d37d (このIDを非表示/違反報告)
hinakook(プロフ) - すごい面白いです！更新頑張ってください！応援してます！！ (2016年12月29日 1時) (レス) id: 826df79066 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
