勝手に待つことになりました。 ページ15
〜テヒョンside〜
僕は一体何をしているのか。
早めに切り上げた委員会。
僕はなぜかAちゃんのいる【２Ｄ】の教室に向かうと、腕を組んで廊下の壁にもたれかかる。
別にAちゃんを待ってるわけではない。
ただ、一週間前チャニョルとAちゃんが一緒に帰ったことが繰り返されるのではないかと思ったら足が進んでいただけ。
僕はあの日を思い出した。
.
あの日、Aちゃんが立ち去った後の教室で
チャニョル「なー、テテ」
テヒョン「なにさ」
まだざわめきとどよめきが入り混じった空気が漂う中、僕はそっぽを向きながらチャニョルの声を聞いていた。
チャニョル「お前ある意味すげーな」
テヒョン「はぁ？」
チャニョル「独占欲丸出し」
テヒョン「出してませぇ〜ん」
１度チャニョルの方を見て、べーー、と舌を出すとチャニョルは笑っていて。
ない。
独占欲なんて欠片もない。
でもあの子は、Aちゃんは＿＿＿＿僕に会えないのが残念、って報告をしに来たのになんでチャニョルと帰るなんてことにするのかね。
チャニョル「大丈夫だよ爆弾少年。俺は本気じゃない。」
テヒョン「僕は信じてない」
チャニョル「お腹空いた」
テヒョン「テヒョン君は空いてない」
チャニョル「テテってさ、余裕が無くなると一人称「僕」になるよね。
主にAちゃん関連だと。」
テヒョン「……なってない」
絶対この先「僕」って言わない。
チャニョル「ま、気になるならついてくれば？」
チャニョルにそう言われたけどついていく気はなかった。
なかったんだ。
＿＿＿＿けど
チャニョル「お待たせ！」
A「全然待ってないです！」
僕は……間違えた。
テヒョン君は何をしているのか。
柱の影にこっそり隠れて、Aちゃんに駆け寄るチャニョルを見つめる。
チャニョル「いやー、ごめんね。思ったより委員会長引いちゃってさ！」
A「いえ！私も逆に劇の練習が早く終わったんです。
だから委員会に顔を出したんですけど、今日はもう終わったらしくて……」
バカ。
ぼ……テヒョン君は仕事は終わらせたから早く終わらしただけ！
……別にAちゃんとチャニョルを尾行するために手短に終わらせたわけじゃない。
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alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみに待っております！(*^ω^*) (2017年10月22日 15時) (
レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
atsuzyuri0430(プロフ) - 初コメです！いきなり娘。の愛の軍団の歌詞出てきてびっくりしました！笑 (2017年8月23日 11時) (レス) id: 70eec61fac (このIDを非表示/違反報告)
はな - 続き楽しみにしてます！爆弾少年ってさいこう…!! (2017年7月1日 16時) (レス) id: 6c31651eec (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - ニヤニヤやばいです///// (2016年12月29日 11時) (レス) id: da92c3d37d (このIDを非表示/違反報告)
hinakook(プロフ) - すごい面白いです！更新頑張ってください！応援してます！！ (2016年12月29日 1時) (レス) id: 826df79066 (このIDを非表示/違反報告)
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