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どうしよう。困った。
次に会えるのは＿＿＿＿
A「お待たせしました。豚しゃぶカレーです」
次の週の水曜日、私はカレーを置く。
A「で、伝票失礼しますっ！！」
私は付箋が貼ってある伝票をわざとらしく丸めて入れた。
見てくれるかな？見てくれるかな？？
丸いトレーで顔を隠してﾁﾗﾁﾗ目だけ覗かせて様子を確認すると＿＿＿＿
あ、目合った。
お客さんは私に指で作った〇印をさりげなく見せてきて。
【先日はありがとうございました。
どうしても面と向かってお礼を言いたいのですが、今日8時にバイトを上がるのでその後大丈夫でしょうか？】
必死に私の取った作戦アナログに紙を渡す！
店長と話し合って高校の間はシフトを長くても9時までにしたので今日がチャンスだと思った。
よかった。無事お礼を言える＿＿＿＿！
あ、しまった。待ち合わせ場所書いてない！！
.
A「あ！」
バイトを終えて裏口を出るとそこには壁にもたれてたっていたお客さんがいて。
お客さんは私を見て柔らかく笑う。
A「あの、えっと先日は……っ」
と私が言おうとしたところで
「こんな道で立ち話じゃ難ですし、どっか入りません？」
お客さんがｸｽｸｽ笑って静止をかける。
入ったのはドトールコーヒー。
A「えっと、ももティーのMを1つ！以上でs」
「あとアイスハニーカフェ・オレのMを一つ。会計は一緒でいいです。」
A「え！？あの」
私の言葉を無視してお客さんは勝手に会計を終わらせてしまう。
A「あの、払います！！」
「高校生に出させる大学生がいるか」
そう言ってお客さんは机にトレーを置いて椅子に座る。
「それに店に入ろう、って言ったのは俺でしょ？なら奢ってもよくない？」
A「ご、ご馳走様です……」
私は頭を下げて目の前に座る。
A「あの、先日は本当に本当にありがとうございました」
「唐突だね」
お客さんは笑いながらストローの入ってた袋を小さく畳んで結ぶ。
A「本当に助かりました」
「ん。いーの。いーの。」
A「イチゴミルク美味しかったです」
「それはよかった」
手持ち無沙汰だったのでストローをくるくると回す。
あ、そうだ。
A「あの……お名前教えてもらってもいいですか？」
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