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A「はあああああ！！！」
私はｶﾞﾊﾞｯっと起き上がる。
べっちゃんが「話を聞け」と言ったけど無視。
それどころじゃない！
私はテレビの電源を入れ、入力を変更し勝手に契約したケーブルテレビにする。
そしてソファーの前の床に座って正座。
ベク「……今度はなんだ。そして床に座るな。」
A「しいいいっ！今から始まるから！」
ベク「…………また『チャンミン』？」
A「気安く呼ばないの！神にも等しい存在……いや、神なんだから！きゃああああああああああチャンミいいいいいいいいいン！！！！！！！！！！！！」
ｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬ！
ベク「……後でどうせ動画上がるだろ」
A「はあん……♡素敵……結婚したい……♡」
ベク「おい」
べっちゃんは後ろにあるソファーにﾄﾞｶﾘと座る。
ベク「俺の方がかっこいい」
A「チャンミンの方がかっこいい」
ベク「俺の方が歌上手い」
A「チャンミンの方が上手い」
ベク「俺の方が身長……高くない」
A「それは合ってる」
べっちゃんの溜息がまた聞こえる。
だからCMになったタイミングでｸﾙｯっと振り返って
A「でもべっちゃんの方が好きだよ？」
って言った。
そしたら
ベク「な……っにを！突然……！」
ってべっちゃんは顔を赤くする。
んー。そんな姿もかわいい。
ソファーに座ってるべっちゃんの膝から下の両足に挟まってみたりする。
ｷﾞｭｰｰｰｯって両足を掴めばｸｼｬｸｼｬと私の頭を撫でる手。
A「彼女が床に座ってるのもいーでしょー？」
ベク「俺は許可しないからな」
A「んふふー。べっちゃんの膝小僧かわいいー！」
ベク「聞いてんのか」
頭に落ちてくるチョップ。
こんな私達だけど、こんなべっちゃんだけど告白してきたのはべっちゃんからなんだからね。
ベク「そういや今日バイト？」
A「うん。ちゃんと毎月二万円入れないと追い出すでしょー？」
ベク「追い出しはしないけど」
食費光熱費込み、しかも食事とか洗濯、掃除全て彼氏がやってくれるなら安いもんだと思う。
もう少し出す！って言ったけど「貯金しろ」って。
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