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「っていうかさ佑亮、それなら俺にAちゃん紹介してよ」



「え?」



「昼も話したけどさずっと気になってんの、可愛いし?」






笑顔で話す海の口から出た人の名前に、思わず顔を歪める
無性にイライラしてきてお昼と同じようにまた身体が熱くなってきた、あーやだやだ本当なに!?なんでここにいない人に僕の感情をぐちゃぐちゃにされなきゃいけないわけ!



っていうか海も海だよ、Aさんがかわいい?ねえどこが!?お昼のやつは冗談で言ってるのかと思ったけどまさか本当にあの子に気があるの?ありえない…。まあ確かにブサイクとか言うわけじゃないけど、タカミちゃんと比べたら大人っぽさのかけらもない感じだし!






「ぜーったいやだ!むり!」



「え!なんでさ」



「だってもし海と仲良くなっちゃったらおもしろくないし」



「…どういう事?」



「今だって祐基取られちゃってつまんないのに海まで取られるなんてむり!僕耐えられない!」






わーわー言っている僕をなぜかにやけながら見てくる海、
すっごくニヤニヤしてて正直ちょっと気持ち悪い、ほんとにどうしたんだろう、熱でもあるんじゃないの?って心配になるくらい今日の海はおかしい気がする





「Aちゃんのことそんなに嫌いなの?」



「嫌い…って言ったらあれだけど、苦手…?」



「嫌いじゃないんだ?」



「別に…嫌いじゃないけど…」



「ふーん、そっか」






もう!人に聞いといてなんなのその興味無さそうなかんじ!ついつい嫌いじゃないとか言っちゃったけど嫌いだし!僕あの子嫌いだし!友達取る人は嫌い!だって普通そうじゃないの!?



頭の隅に祐基と楽しそうに喋るあの子の顔が浮かんできてさらにむしゃくしゃした。こんなの僕らしくないのに、ほんとに心から嫌いなんだろうなぁなんてちょっと他人事に思った



「さ、帰ろっか」なんて言い出す海に不貞腐れつつ素直に従う僕



あの子の名前が出てからイライラで熱くなった身体を冷ましたくて、僕はなんだか走り出したくなったけど、さすがに出来ないのでぐっと抑えておとなしく海と一緒に教室を出た









.

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みな - ありがとうございます!!!頑張ってください、冗談抜きで1日に何回か読んでるくらい好きです!!! (2019年3月29日 17時) (レス) id: 47d8e4dfd5 (このIDを非表示/違反報告)
すくらんぶるたまご(プロフ) - みなさん» ひぇ…嬉しいお言葉ありがとうございます…!おもしろいお話書けるように頑張るのでしっかり寝てくださいね!!!! (2019年3月29日 8時) (レス) id: cc0e78c58e (このIDを非表示/違反報告)
みな - 続きが気になって寝れないどーしよ!!!!!!!!!、 (2019年3月29日 3時) (レス) id: 47d8e4dfd5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すくらんぶるたまご | 作成日時:2019年3月25日 3時

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