同情と恋心 2 (ページ37)

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朗報！ページ37

私は気づいたらギュッと玉森さんに包まれていた。

【やっぱり、落ち着く。

玉森さん細身に見えるのに、ハグされると感じる男の人って感じの肩幅の広さ、

やっぱり安心しちゃうなぁ。】

そんなこと思ってると、私の携帯が鳴った。

それは電話だった。

電話だと気づいた玉森さんはすっと私を話してくれて

(玉森)｢電話！出ていいよ！｣

そう言ってくれた。

｢すみません！ちょっと出てきます…。｣

私は玉森さんと北山さんに少し頭下げて個室を出て電話に出た。

(あやめ)｢A！！！！｣

｢うわっ！なに！？急にどした？｣

(あやめ)｢えっ？見てないの？｣

｢何が？えっ、あやめが連絡するって嵐？｣

(あやめ)｢そうだよ！ツアー発表されたよ！！｣

｢えっ？うそ！まじ？！！｣

(あやめ)｢うん！だから早く作戦練らないと！｣

｢あっ！えっ！そうだね！！！

……ってちょっと待って、あやめって仕事大丈夫なの？

私、うちの会社が嵐のライブの仕事入るか確認しないといけないや！

とりあえず、今知り合いの人といるから、また連絡してもいいかな？ごめんね、｣

(あやめ)｢あっ、分かった！そうだよね！

また連絡待ってるわ！｣

毎年嵐のコンサートに一緒に行ってたあやめからの電話で私は興奮気味だった。

【えっ、やった～～！！

今年も嵐コンサートやってくれるんだね！

この報告待ってたよ～！！！！

どうしよ、どうしよ！

仕事がなかったら参戦服も考えないといけないし、どこ申し込むとか考えないといけない！！

え～～～！忙しくなるわ～♡

これよこれ！ヲタクの醍醐味！楽しすぎる！】

あやめとの電話が終わり、そのままトイレの前でTwitterなど漁って一人で盛り上がっていたら、ほんとにトイレにやってきた北山さんに見られていた。

(北山)｢なにしてんの？

めちゃくちゃニヤニヤしてたけど？｣

｢あっ、えっ？北山さんなんでここに？｣

(北山)｢なんでじゃねぇよ(笑)

ここトイレの前だから！俺今からトイレな？！｣

｢あっ、すみません、そうでした…！｣

(北山)｢部屋で玉森待ってるぞ、

誰からの電話か知らないけど、玉森気にしてたぞ？

だから、電話終わってるのにトイレの前でこんなニヤニヤしてるの見られなくてよかったな！

まぁ深くは聞かないけど、玉森Aちゃんのこと大好きなの俺が保証するし、あいつのこと信じてやりなよ！｣

そう言って北山さんはトイレへ行った。