【REBORN】Do you understand?

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『さぁさあ、ここに座ってくれ。一緒に茶でも飲もうではないか』


「ﾊｧﾝぬら様カッコいい…………」


やぁやぁ皆さんこんにちは。主人公です。

今日は友達と一緒にケーキ屋ナミモリーヌに来ています。



「お前ほんとぬらりひょん好きだな」


「いやいや、一番の嫁はタマモ様だから」


「あたしはアマツカボシ一筋だから」


「しってる」


ケーキ屋にゲームしながら入り浸るオタクの図。



「オタクきめぇ」


「お前が言うな」


やだ美奈子ちゃん辛辣。

彼女は幼少からアニメと少女漫画とベーコンレタス漫画で育ってきた筋金入りのオタクで、筋金入りの面食いである。

いやぁ、手塩にかけて育てた甲斐があった。


美奈子とは幼なじみでもあり、彼女をオタク化(英才教育)してきたのは私だ。



「つかウシワカは好きじゃないの？アンタの大好きな緑川光じゃん」


「やだなぁ美奈子。ウシワカも好きだよ浮気しても手放したくない位には」


「お前最低」



だがしかし、美奈子は好きなキャラには一途なようで、推しを何人でも作る私は理解できないらしい。

失礼な。私だって最推し位定めますー。他のキャラも好きなだけですー。



「時に美奈子。君はトーロキ派かい？ロキトー派かい？」


「ロキトーに決まってるじゃん」


「は？」



おっと、これは。



「ちょっと待って、本気で言ってんの？トールはともかく、ロキは受けでしょ」


「はっ、黒髪受けとか古いから。ロキは攻め。トールみたいな軽い金髪がロキに攻められて悶絶すんの」


「いやいやいや、いくら色味が好きだからってロキのあのコンプレックスの塊感は明らかに受けだから」


「いーや！コンプレックスの塊が嫉妬心とかむき出しにしてトールみたいな生意気なの攻めるから良いんだよ！A分かってない！」


「いやいやいや………………」



美奈子と私は徹底的に受け攻めの好みが合わない。いや、それ以上にキャラクターの性格の受け取り方から好みまで全く違うのだ。


この系統の議論で何度美奈子と絶交したことか………………育て方を間違えた。



「ちゃおっス。熱い展開だな」


「「？！？！」」



えっえっ。何リボーン(お前)。いつからそこに居たの？！

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