番外編7 ページ42
『好きな人いるんですか？』
って、好きな人にきかれたことある？
おれはあるよ。
どうしたことか！と思った(笑)
どうして彼女がそんなことおれにきいたのかはわかんない。
ただ話題に困っただけなのかもしんないし、自分の恋愛事情から話題をそらしたかったのかもしれない。
それくらいそのひとへの気持ち、大切にしていたんだろうなー。
なんかいいなあ、それ。
今までかっこいいって言ってくれたり、好きだって言ってくれるひとはいたんだけどね、誰かに大事にされるってなかなかなかったから。
うーん、今でもないかもしれない。
ほんとはそこで、『好きなひとはキミだよ、』って言いたかった。
でも言えなかったの。
なんでだとおもう？んー、なんでだろ？
…なんでだろ？
恋占いの石、
二つの石の間を目ぇつぶって歩けたら恋が叶うってやつ。
彼女がそれやりたいっていうから、一緒に行ったんだ、
そういうの聞くと、やっぱり女の子だなーっておもう。
だっておれそんな石興味なかったし、そんなんあることすら知らなかったからね。
いや絶対ミツも知らないでしょ！
いや、待てよ？ミツのことだからなつさんとの恋を成就するべく一人で調べて一人で石を…うわ、やべぇありえる！
どうかミツが絵馬とか書いてませんよーに…
ま、どーせ恋占いの石とか言っても、ただの石でしょ？
それを歩けたからって恋が叶うなんて、うそじゃん、絶対ないない。
そしたらおれも歩くよ、えぇ何度でも歩きますとも。
歩いたらなに？おれのこと好きになってくれるの？
だいたい石なんかでそんなことあるわけないし…
『あーー！もーーーーちょい左！左左左！そう！そこそこそこそこ！』
…とかなんとか、
興味ないって言ってたはずの恋占いの石に、知らないうちに誰よりも大声出して夢中になってたのは他の誰でもない、このおれで(笑)
おっきな声出しては、周りのひとに笑われて、頭下げての繰り返し。
なんか娘の運動会に来た感じ？うわーおれ絶対将来親バカになるわ。ビデオカメラ2台体制で朝から場所取りとかしそう…あーやだやだ。
おれの予想以上にその石は有名で、すごい順番待ちしてた。
ここにいると嫌でも女の子の真剣な思いが伝わってきて、告白もできないおれがふらっときてしまって何だか申し訳ない気持ちになった。
おれもさ、自分の恋は叶えたいよ？
そりゃあ当たり前でしょ、
いつも食堂やサークルで見てるだけでいいなんて、そんなこと思ってないよ。
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なつめ(プロフ) - こ、これは…！！ぷちゅぷちゅみったんやないですか！！！ (2014年8月23日 22時) (
レス) id: a7c524f94d (このIDを非表示/違反報告)
ゆりぃ - たまろんさん…！たのしみにいつも読ませてもらってます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2013年10月1日 23時) (レス) id: 5a7ae76fae (このIDを非表示/違反報告)
はるちむ - やば！もう妄想止まらへん！たまろん最高や！たまろん大好きや！ (2013年9月29日 19時) (レス) id: 0408402c94 (このIDを非表示/違反報告)
ちなぷー玉LOVE(プロフ) - たまろんさんの小説たまりません(///∇///) (2013年9月29日 17時) (レス) id: f9830a92f7 (このIDを非表示/違反報告)
みぃたろ(プロフ) - たまろん最高！だいすき！愛読するね！笑 (2013年9月29日 10時) (レス) id: 78b789d802 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みい | 作成日時：2013年9月25日 1時
