番外編4 ページ39
あれ、おれ嫌われてんの？
御守りあげたとか出過ぎたマネだった？
まじか。
待って、そんなこと考えてもなかったからちょっとショックなんですけど。
おれガツガツ行くタイプじゃないけどさ、こんな好きな子と2人っきりなんて最高のシチュエーション用意されたら、
男だったらちょっと頑張ろっかなーって思っちゃうじゃん、
でもあれか、嫌われてんのか？
確かによく考えたら、
急にあんま話したことない男と2人っきりとか、あっちにしてみればただ気まずいだけなのか。
なんだおれだけ舞い上がってバカみたいじゃん。何やってんだろ。
しかももしかしたら好きなやつといい感じになってんのかもしんない。
うわーそんなこと考えたくない。
『すいません放課後に手伝ってもらっちゃって…。』
重たい沈黙を破ったのは彼女だった。
何？ちょっと悪いと思ってる…ってこと？
おれのこと嫌いとかじゃない？
聞きたいけど聞けない、
うつむく彼女のこと見ると、あの御守りが目に入る。
彼女のトートバックについてるピンクの御守り、あれおれが京都であげたやつ。
あの時のこと、誰にも話してない。
てか話せるわけないし。
誰かに話しちゃったらもったいない気がすんの。
それに、彼女はどうか知らないしなつさんとかに言ってるかもしれないけど、おれはおれだけの心に秘めとこって思って。
だってもうないかもしんないじゃん、あんなこと。
好きな子には好きなやつがいるっていう事実があるのは変わりないし、
もしかしたらこうやって2人でいても彼女が考えてるのは好きなやつのことかもしんない。
でもあの時隣にいたのはおれでしょ？
あと、今彼女の目にうつってるのもおれ
でしょ？
だったらもっとおれのことも見てよ。
『別に？いーじゃん、おれここにいたいからいるんだし。』
パッと顔を上げる彼女と、ようやく目が合った。
夕暮れの光が差し込んで来て、ちょっとだけ眩しい。
やけに目に付くあの御守りと、
『恋愛成就』って文字。
くそ、自分があげた御守りだけど、今だけ力貸してくんない？
ねぇねぇ、もっとこっち見て、
でさ、おれのこと好きになってよ。
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なつめ(プロフ) - こ、これは…！！ぷちゅぷちゅみったんやないですか！！！ (2014年8月23日 22時) (
レス) id: a7c524f94d (このIDを非表示/違反報告)
ゆりぃ - たまろんさん…！たのしみにいつも読ませてもらってます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2013年10月1日 23時) (レス) id: 5a7ae76fae (このIDを非表示/違反報告)
はるちむ - やば！もう妄想止まらへん！たまろん最高や！たまろん大好きや！ (2013年9月29日 19時) (レス) id: 0408402c94 (このIDを非表示/違反報告)
ちなぷー玉LOVE(プロフ) - たまろんさんの小説たまりません(///∇///) (2013年9月29日 17時) (レス) id: f9830a92f7 (このIDを非表示/違反報告)
みぃたろ(プロフ) - たまろん最高！だいすき！愛読するね！笑 (2013年9月29日 10時) (レス) id: 78b789d802 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みい | 作成日時：2013年9月25日 1時
