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『ねぇ！』
後ろで大きな声がして、
ワタシを呼んだのかな…？
確信は持てなかったけど、
呼び止められたのかと振り返ると、
さっき入り込んできた人でした。
そう、アナタ、玉森先輩です。
『あげる。間違えて2こ買っちゃったから。』
そう言うとワタシの大好きなプリンを差し出しました。玉森先輩は覚えてますか？
戸惑っていると、ワタシの手をとってプリンを置いて、
『このプリン。毎週食べても飽きないよね。』
そう言ってアナタは笑って、そのまま友達のところへ帰って行ったんです。
なんか、傘のときみたい、って思いました。
傘がなくて困ってたあの時
今もその時も、ワタシが困ってる時はどうしてアナタが現れるのでしょうか。
間違えて2こ買っちゃうわけないのに。
その時からワタシは玉森先輩のこと、
王子様みたいだなぁって思ってたんですよ。
『それおれのなんで。』
って言って助けてくれたり、
さっきも、そう。
ワタシが困ってたら、助けにきてくれた。
色んな人に嫌なこと言われるなんて、分かってました。
だって玉森先輩と付き合うんだもん、
それぐらいの覚悟はしてたつもりでした。
でも実際言われると、心がズキズキして、
痛かった。泣きそうになりました。
アナタがそんなワタシの耳塞いだ時、
『もういいよ、我慢しなくていいよ、』って言ってくれてるみたいでした。
そんな優しい顔して、
ワタシの耳に手を当ててるように、ワタシは思えたんです。
力とかの強さで守るんじゃなくて、アナタはワタシのこと、めいっぱいの優しさで守ってくれる。いつだってそうです。
みんなは気づいてなかったみたいだけど、玉森先輩が耳塞いだ時、そのままワタシの頭をちょっとだけ自分の身体に引き寄せて、ぎゅうってしてくれたの、分かりましたよ。
それがとっても嬉しかったのは、
今はまだひみつにしておきますね。
だって嬉しかったって言ったら、
玉森先輩、照れて何にも言えなくなっちゃうじゃないですか。
自分でしたくせに、ね。
そういうとこ、ワタシは大好きですよ。
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なつめ(プロフ) - こ、これは…！！ぷちゅぷちゅみったんやないですか！！！ (2014年8月23日 22時) (
レス) id: a7c524f94d (このIDを非表示/違反報告)
ゆりぃ - たまろんさん…！たのしみにいつも読ませてもらってます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2013年10月1日 23時) (レス) id: 5a7ae76fae (このIDを非表示/違反報告)
はるちむ - やば！もう妄想止まらへん！たまろん最高や！たまろん大好きや！ (2013年9月29日 19時) (レス) id: 0408402c94 (このIDを非表示/違反報告)
ちなぷー玉LOVE(プロフ) - たまろんさんの小説たまりません(///∇///) (2013年9月29日 17時) (レス) id: f9830a92f7 (このIDを非表示/違反報告)
みぃたろ(プロフ) - たまろん最高！だいすき！愛読するね！笑 (2013年9月29日 10時) (レス) id: 78b789d802 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みい | 作成日時：2013年9月25日 1時
