平凡少女、全然平凡な人生を送れないの巻。【呪術廻戦】

第25話「盲目的な」 ページ25

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「そんな顔すんなってA」

「……ごめん」

「んでな、そこでだ。俺と野薔薇は戻って悠仁の安否を確認する。電話も一切出ねえし。棘とAは2人でこのまま呪霊狩りを続けてくれ」



え。
呪霊なんてどうでもいいから私も救助側行きたいんだけど。



「おかか」

「おかか！！！」

「主張エグいなおい。さっきまでのビビリっぷりはどこ行ったよ」

「今はもうドーパミンドバドバだから単身で突っ込める」

「そうか。最悪の事態があれば特攻隊として頼むわ。出来るだけ派手に散ってくれ」

「それは(今のうちは)しゃけだけどさっきのはおかか！！！」



棘くんと一緒に胸の前でバッテンを作りブーイングをぶつければ、パンダに頭をヨシヨシと撫でられた。なんでやねん。



「オマエらも悠仁が心配なのは分かるよ。でも俺の妄想が正しければ京都校がやろうとしてんのは団体戦のゴタゴタに乗じた悠仁暗殺。＿＿＿その団体戦が終われば暗殺もなしだろ」

「っあ、確かに！」



それは盲点だった。
ついつい相手チームにヒャッハーを仕掛けるところだった。生き急ぎ野郎になっちゃってたな。



「こっちは任せろ。2人とも、そっちは頼んだ」



パンダの言葉に大きく頷いた。
2人は先程まで走ってきた道を戻って行く。私と棘くんは彼らに手を振る。この場に残されたのは私たちだけだ。



「よし。……気を取り直して、悠仁くん助ける為にも呪霊探そう！」

「しゃけ」



にしても広いからなここ。普通に探すとしたらめちゃくちゃ時間かかるし効率悪そう。



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