【女主】いいえ、ヒロインはあの娘です【ハイキュー】

練習試合 ページ10

ボールがコートを激しく飛び交う。
目が追いつかなくなる程の速さで飛んでいくボールの威力は言うまでもなく、というものだろう。
「A？そんな前のめりになってると落ちるよ？」
そう言われると、引っ張られる。
思わず前のめりになってしまう程私の興味を大きく惹き、興奮させる試合。これが練習試合なら、本当の試合はどれ程のものなのだろう。

気づけば第1セットが終わっていた。
日向君が影山君の後頭部にボールを直撃させるというハプニング？もあり第1セットは落としてしまった。
第1セットは青葉城西が取った。第2セットからがどうなるのか、なんて全くルールも理解できていない初心者なのに深く考えてみたり。
それにしても、及川さんはいつ来るのだろうか？青城の正セッター？のはずなのに。
『凛ちゃん凛ちゃん、及川さん来ないね。』
「ん、確かにそうだね。普通に存在忘れてたわ。まぁ、でもなんかそこら辺の女子の会話、盗み聞…女子の会話が偶然聞こえてきたんだけど怪我してるらしいよ。」
『このまま来ないとか？』
「無きにしも非ず？って感じじゃないかな。」
『はぇ〜、烏野…勝てると良いんだけどなぁ…』

第2セットが始まった。
日向君、影山君の変人速攻？が上手く動くようになってきたのか点が入りやすくなったようだ。他の人達も点を取れるようになり順調な様子。と、ここで青葉城西がタイムアウト？を取った。

「凄いね。あの二人が動くようになっただけで点が決まり始めた…これなら、いけるかもよ」
『うん、今度こそ取れますように…！』

試合再開、それからも烏野は点を重ねていき
青葉城西22-25烏野 無事第2セットは取れた。

残るは第3セット

ピンチサーバー→←青葉城西

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