【女主】いいえ、ヒロインはあの娘です【ハイキュー】

バレー部 ページ4

『お姉ちゃん！お姉ちゃん！』
春の声で目が覚める。
周りにはバレー部と思わしき人達と、あの二人。あとは、高身長の金髪イケメン君とその隣に居るそばかすのある可愛らしい感じのわんこ君？
「ご、ごごめんなさい…！先輩に怪我させちゃって…！」
オレンジ髪の子が私に頭を下げて、慌ただしく謝罪をする。
『私は大丈夫だから、顔あげてよ君。あと、私先輩じゃないよ？』
オレンジ髪の子の顔をあげさせると、バレー部員の方に身体の向きを直してお礼を伝える。
あの球体はバレーボールだったらしい。そのバレーボールが顔に直撃、そのまま倒れてしまったところを、他の一年の部員に見つけてもらい、バレー部の方々に軽く手当をしてもらったのだ。
『なんか、ご迷惑をお掛けしたみたいで…本当ごめんなさい。ありがとうございました…』
今度何かあったら、呼んでください。できる限り役に立てるように頑張ります。
と、一言付け加え立ち上がる。
「あ、ちょっと待て。もう、大丈夫なのか？」
『はい、この通り。大丈夫です。』
『お姉ちゃん、無理しないでね？…日向君、影山君？お姉ちゃんに怪我させた罪は重いからね？月島君と山口君は見つけてくれてありがとうね！』
春はもう、部員の名前を覚えたようだった。
流石私の妹。
『えっと、今日はもう遅いから帰ろ？』
春に言われ、時計を見ると針は8時過ぎを指していた。
結局バレー部の人達と帰ることになった。
騒がしかったが、バレー部の人達とも交流を取ることができ名前も教えてもらえたので、春の手伝いもできるだろう。

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