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第101話 ページ1
意識をすれば、言葉は自然に出てきた
何も、知らないはずなのに
教えて貰っていないのに
それは、Aの身体にとても馴染んだ
驚いたのは、本部にいたメンバーだ
沢「小湊隊員のトリオン反応に変化を確認。これは……黒トリガー!?」
沢村が驚きを隠さずに報告する
忍「!!」
鬼「なんだと!?」
根「城戸指令、どういうことですかな!?」
鬼「玉狛にもう1個黒トリガーがあるなんて聞いてないぞ……」
城「……」
鬼怒田と根付は説明を求めるが、城戸は顎に手を置いたまま喋らない
貴《きどさん、しのださん》
騒ぎの中心であるAが、本部へ通信してきた
忍《A!!》
忍田は、心配するようにAに呼びかけた
城《どうした》
貴《……ごめんね》
城《気にしない》
貴《ありがと》
脈絡のない会話だったが、城戸にはしっかり伝わったようだ
忍《A》
貴《ん？》
忍《大丈夫だ》
貴《!! ……うん。ありがと》
忍田は、Aに安心させるように語りかけた
Aには、それで充分だった
城《小湊隊員の黒トリガーについては、状況が落ち着き次第報告をする
小湊隊員は出来うる限り被害の拡大を抑えること
また、黒トリガーの使用を許可する》
忍《A、
お前は玉狛に加勢しろ》
貴《小湊、了解》
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ラッキーナンバー
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作者名：藍染蒼湊 | 作成日時：2022年8月14日 19時
