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2「…んぱい、みつせんぱい」
「ん…」
2「ミツ先輩っ？」
T「みつ！！」
目を開けると、白い天井に、2人の顔。
しかし、その瞬間にあの残酷な光景を思い出し飛び起きた。
「けほっ、」
T「だめ！そんなすぐ起きたら！」
「藤ヶ谷！藤ヶ谷は…」
2「ミツ先輩落ち着いて…」
肩を押されてベッドへ戻る。
2人はなんだか気まずそうな、言いにくそうな顔をしていた。
「俺は、大丈夫だから。言って」
助けてもらった身で、聞きたくないから聞きません
なんてことはできない。
どんな結果も受け止めないと…。
2「命に別状はないけど、ガヤさん、頭打ってて。
今日中はとりあえず起きないって…あと」
「…うん」
二階堂がギュッと一度口を紡いでから
息を吸ってまた口を開く。
2「もしかしたら、記憶に障害が…残るかも、って…」
「え…」
思考が固まって、聞かされた言葉が流れていくようで
でも、ずっしり重く乗りかかる。
T「でも、まだ起きないとわからないから。ね？」
落ち着いて、と固まった俺の肩をさすられる。
視界が滲んでいくのが分かった。
なんで…なんでなんだ。
理不尽だ。
俺は何もないのに。なんで藤ヶ谷が…。
T「…みつ？」
嫌な考えばかり過ぎる俺の
布団に入っていた両手を両手で包み込まれる。
T「責任なんて感じなくていいんだからね。
ミツも被害者で、ミツのせいなんかじゃないんだからね」
今度は頭に手を置かれて、ふわりと髪を撫でられる。
「…あの人は」
T「ミツ警察呼んでたでしょ？駅名は伝わってたみたいで、すぐ駆けつけてくれて。
怪我の仕方的に、多分藤ヶ谷さんが下敷きで落ちたんだって…
だから、みやっちは簡単な処置だけして、すぐ警察連れてかれたって」
「そっか…」
あの時、痛くて苦しくて、必死だったはずなのに。
�爐燭泙鯤屬靴騰�
�爐燭泙鯏呂鮫�
その叫び声はしっかり頭に残っていた。
T「本当になんともないかもしれないし。
自分も怪我してるんだから、体大切にしながら、ゆっくり藤ヶ谷さんが起きるの待とう？」
せっかく励ましてくれているのに、流れてしまう言葉たち。
なのに、あの叫び声は脳内をぐるぐるこだまする。
寝転んでいるのに、ベッドが回るような感覚がして
滲んだ視界の原因がポロリと落ちるかわりに
今度は視界がぐにゃりと歪んだ。
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櫻弓 想(プロフ) - わたたいさん» コメント、応援ありがとうございます😊🎵 (2022年8月3日 21時) (
レス) id: 463202596f (このIDを非表示/違反報告)
わたたい(プロフ) - 続き楽しみです!更新楽しみに待ってます！ (2022年8月3日 1時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - 20090301soraさん» 応援ありがとうございます☺️ (2022年7月25日 1時) (レス) id: 03403d3789 (このIDを非表示/違反報告)
20090301sora(プロフ) - 櫻弓 想さん» ありがとうございます！お話楽しみにしています！ (2022年7月25日 0時) (レス) id: 3ab1df2fa5 (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - 20090301soraさん» コメントありがとうございます。新しいお話を非公開状態で、保存だけしているのですが、お話を開いたときの最新更新時間はその保存した時の時間で出るみたいです💦公開ありでの最終更新時間は、私の作品一覧から見られます🙇🏻♀️ (2022年7月25日 0時) (レス) id: 03403d3789 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻弓 想
| 作成日時：2022年6月8日 21時
