１１５Tside ページ28
昨晩はあの後、食べやすそうなご飯を食べさせて
ゆっくり2人でお風呂に入り、久々にベッドに2人で入った。
ミツは、ずっと俺に引っ付いたまま泣き続け
眠ったかと思えば、夜中に発作で一度起きた。
ここまで酷い状態を俺は見るのが初めてで、焦っていると
慣れてるから気にしないでとミツは言った。
こんな辛い夜を、藤ヶ谷さんに預けてたのかと思うと
やっぱり少し悔しかった。
俺が支えたかった。
そして朝、久々にミツのスマホの目覚まし音で起きた。
「…起きるの早くない？」
K「え、いつも通りじゃん」
午前7時。首を傾げるミツに飛び起きる。
K「な、なに」
「いつも通り…って。会社行くってこと？」
K「そうだけど」
「休みなよ！昨日あんな…」
K「大丈夫。昼は割と落ち着くし」
そうか…認めたくないが、俺はここ最近のミツを全く知らないんだ。
辛い夜を藤ヶ谷さんと乗り越えて
何もなかったかのように、朝を迎えて会社に行っていたんだ。
「…じゃあ昨日休んだのは久々？」
K「…そう、だな。行ってから体調崩すことはあったけど、休んだことはないかも」
「…プロジェクトは」
K「終わったよ、成功した」
「そっか…」
シャワーを浴びに行ったミツに、寝ときなよと言われたが
以前のように、ミツの生活リズムに合わせようと体を起こした。
朝ご飯を作ろうとしたが、生憎昨日の今日で食材はない。
K「起きたの？」
「朝ご飯、ないや。ミツ早めに出よう！着替えて」
K「え？」
「いーから」
ペーパーだが、俺も免許は持っている。
しばらくは送り迎えもしようと決め、ミツを車へ乗せた。
K「帰り…時間読めなくなったら申し訳ないし
送り迎えなんてほんとにいいぞ？」
「やりたいからやるのー。新婚みたいで超良くない？」
K「よくそんな恥ずかしいこと…」
そして、家と会社の間くらいの喫茶店へ車を停め
ぽけーっとするミツを引き連れて入店。
「お店で朝ごはんも良くない？
明日からの食材は今日買っておくからさ。たまには」
K「あぁ…ありがと」
「パッとミツが美味しそうと思ったもの頼んで。
食べられなかった分は、俺食べるから気にせずに」
目をぱちくりさせたミツがフニャッと笑って、おうって言った。
ミツは卵が乗ってるトーストセットに、カフェラテをつけた。
半分は俺が食べたけれど、ミツは嬉しそうにおいしかったと言ってくれた。
「じゃあ、帰り連絡してね」
K「…うん、行ってきます」
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櫻弓 想(プロフ) - わたたいさん» コメント、応援ありがとうございます😊🎵 (2022年8月3日 21時) (
レス) id: 463202596f (このIDを非表示/違反報告)
わたたい(プロフ) - 続き楽しみです!更新楽しみに待ってます！ (2022年8月3日 1時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - 20090301soraさん» 応援ありがとうございます☺️ (2022年7月25日 1時) (レス) id: 03403d3789 (このIDを非表示/違反報告)
20090301sora(プロフ) - 櫻弓 想さん» ありがとうございます！お話楽しみにしています！ (2022年7月25日 0時) (レス) id: 3ab1df2fa5 (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - 20090301soraさん» コメントありがとうございます。新しいお話を非公開状態で、保存だけしているのですが、お話を開いたときの最新更新時間はその保存した時の時間で出るみたいです💦公開ありでの最終更新時間は、私の作品一覧から見られます🙇🏻♀️ (2022年7月25日 0時) (レス) id: 03403d3789 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻弓 想
| 作成日時：2022年6月8日 21時
