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M「もっと伸びる動画？」
「うん。なんか案ない？」
あの日、ミツは友達の家に泊まると言って帰ってこず。
次の日待ち構えて、とにかくすぐ抱きしめた。
好きだよっていっぱい言った。
急にどうしたの？って嬉しそうに笑っていた。
寝顔以外を見るのはいつぶりだっただろう。
俺はまた夜中心の生活に戻して、ミツの帰りを迎えれられるようにもした。ミツが寝たらゲームや編集をして、朝起きたらご飯作ってあげてそのまま見送る。
すれ違いが起こらないように心掛けたし、気持ちも事あるごとに伝えた。
でも、ミツはまた休日にどこかへ出掛けて行った。
M「たまってゆるーく動画やってますって感じだったじゃん。
なのにさ、急にどうしたの？」
「やっぱ…この年で小遣い程度しか稼げないのやばいなって」
M「ええ？でも養ってもらってるんじゃ？」
「養ってもらってる前に、俺はミツが好きなんだよ。
ミツさ、休日またどっか行っちゃったんだ。呆れられてんのかなーって」
M「えぇ…たまちゃんかわいそうに〜」
やはり、今まで甘えすぎたのだろうか。
ミツは仕事しなくていいってずっと言ってくれていたけど…
そんな言葉を鵜呑みにしてはいけなかったのか。
ニカはミツが不安がっていると言ったが
そうではなく、単に俺に呆れ始めてるのではないかと考えた。
そして、もっと伸びる動画を出すためみやっちに縋りに来たのだ。
M「この前の顔出しの動画。やっぱ予想通り伸びてたじゃん？
もうそれしかなくない？」
「あー…」
みやっちに顔出し実況動画を薦められて、軽い気持ちでやったら想像以上に伸びた。
確かに…人並み以上であることは正直理解している。
でも、もし思った以上に顔が広まってしまうと厄介だなという思いがある。
「んー…もう一本出してみるかな」
M「うんうん！編集手伝うよ！」
「マジで？！みやっちの編集上手いし早いし助かる〜」
M「じゃあさ、俺が帰り早い日は連絡するからさ、もっと頻繁にこっち来てよ。どうせ彼氏そんな帰ってこないんでしょ？」
「お前！うるさいな！！ミツのこと言うなー！！」
普通の会社員と両立しているというみやっちは
それからよく仕事を早く終わらせてくれて、ほぼ毎日家に呼んでもらい手伝ってくれるようになった。
俺は全然この考えも、行動も間違ってるなんて気付けなかった。
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櫻弓 想(プロフ) - mi-chanさん» コメントありがとうございます！玉北にうまくいってほしい人と、藤北を応援する人で別れるところですね🤣ニカちゃんは、ガヤさんのことを怖いと思っていたばかりに優しくされて落ちちゃったようです（笑）メランコリーはガヤさんが一番罪な男です😅 (2022年5月18日 9時) (
レス) @page39 id: 03403d3789 (このIDを非表示/違反報告)
mi-chan(プロフ) - いい感じに面白くなってきました！このままお互いくっついちゃえばいいのにって思っちゃいました（笑）でもニカちゃんが意外…続きが気になります！ (2022年5月18日 2時) (レス) @page37 id: fa52f3ba38 (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - nanacoさん» nanacoさん！コメントありがとうございます。藤ヶ谷さんにはどんどん暴れていただいて、読者様に一体どっちを応援したらいいのかわからなくなってもらうのが筆者の狙いでございます（笑） (2022年4月5日 22時) (レス) @page1 id: 03403d3789 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - 急展開！玉ちゃん急に冷たくなっちゃってどうしたんだろう…でも今こそ藤ヶ谷さんの付け入る隙ですよね…( ；꒳； ) どちらを応援したら良いのかここまで分からないまま読むのは初めてです😂優しくなった藤ヶ谷さんに気持ち寄ってます🥲 (2022年4月5日 7時) (レス) @page6 id: 4381ad5f86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻弓 想
| 作成日時：2022年4月5日 2時
