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2「みぃーーーーつせんぱあああいっ！」
パソコンを打っていると、部署の扉が開く音と共にまた俺の名を呼ぶでっかい声が聞こえた。それも今朝よりでかいし、上機嫌。
2「ねぇ！いつから僕もプロジェクト入るって決まってたんですか？！白々しいですよもうっ！」
「今日だよバカ。うるさいな」
2「ということは〜
なんだかんだ…頼ってくれてるってことでいいっすか？」
ぽんぽんと肩を叩きながらわざとらしく耳元で囁く二階堂に
ほんとお調子者だなと呆れる。
「早く戻れ仕事…」
今朝、二階堂と共に出勤すると部署に机が増えていた。
最近は本当に忙しなくて時間の早さに追いつけていなかったが…
そうか。もう、2週間後には新入社員やこっちに転勤して来る人が来るのか。
逆に違う所に転勤で、片付けしながら仕事をしている人も見かけたし…
ほんとこの雰囲気が、春って感じがして嫌いだ。
この空気を吸ってるだけで、なんだか気を張ってしまうから。
そんな中、ちょうど今朝にまだ決まってないという話をしていた、プロジェクトに参加するメンバーをそろそろ決定しようということで呼び出され
上の人が決めた人達もいる中で一応俺の意見も言っていいってことだったから、俺は二階堂を推薦をしたのだ。
今はその話を二階堂が受けてきて、戻ってきたところ…というわけだ。
2「なんかー、神奈川から2人来るんですよね？
どんな人か知ってるんすか？」
「さあ？1人は若いエリートって聞いてるけどな」
2「うげえ！怖くないっすかね？」
「お前って人にビビることあんの？こんな生意気なのに」
2「え？俺って生意気っすか？」
チームで何かを成し遂げる場合、もちろん一人一人の仕事の出来も大事だけれど
結局は全員の協調性だろうと思う。
チーム内の繋がり、雰囲気を良くする役に二階堂が適してると思って推薦したのだ。
まあ、よく知ってる奴がいれば安心するという…俺の身内コネでもあったけど。
2「あっ、久々に食堂行きましょうよ。
北山さん最近昼ごはん適当に済ましてるでしょ」
「ん、あ〜今日は行かなきゃいけないところあんだ。悪いな」
2「え〜付き合いわる〜」
誰にどんな口だよと思うけど、二階堂なりに気にかけてくれてるんだと思う。
しかし今日は、どうしても昼休みのうちに会社を出て行かなければいけない所があるのだ。
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櫻弓 想(プロフ) - のこさん» はじめまして！コメント気づくの遅くてすみません🥲どきどき読んでいただきありがとうございます！！ご期待に添えるような作品になるよう頑張ります！ (2022年5月15日 20時) (
レス) id: 03403d3789 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - もしかしてはじめましてかも。いつも楽しみにしています。次の展開にドキドキしてますが北山担としては北山くんが愛されてるのが嬉しいです。みんな幸せになりますように (2022年4月2日 7時) (レス) @page50 id: c027cef8fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻弓 想
| 作成日時：2022年3月12日 21時
