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辰哉が隣の席に座る
ガラガラと席が空いているのに、相変わらず隣に座ってくるのは、変わらない
「なんでもないよ」
深「いつからAちゃんは、俺に隠し事をするようになったのかな〜」
こうして普通に接してるけど、私は辰哉の告白を保留にしたまま。
返事を急かされることもないから、私はそれに甘えている
翔太と別れたあの日、辰哉が私の涙を拭ってくれた
前までは、私を泣かしていた辰哉が、今度は励ます役目に回った
深『泣くなよ。お前に泣かれると、俺どうしたらいいかわかんねぇ』
無理して笑いながら、私の涙を拭ってくれたあの日
辰哉の想いを知ったあの日から、私の隣には辰哉がいるようになった
今だって、焦りながら、今日提出のレポートを書いている
「もっと余裕持ってやんなよ」
深「優等生はだまっとけ」
「あーあ、親切に助言してんのに」
深「それが親切なの？Aの親切の範囲、広すぎだろ」
そういう皮肉を言いつつも、ちゃっかり私のレポートを見ながらやっている
見せてんだから、親切だろーが、と心の中で呟く
レポートを書く辰哉の向こうに、翔太の姿
楽しそうに、笑って、話して。
隣にいる女子が羨ましい、なんて思う私は末期だ
付き合った最初の頃、翔太のことは好きにならないと、予防線を張ったはずなのに、いつの間にかそれは切られていた
翔太がいなくなって初めて、彼が好きだと気づいた
もっと早く気づいていたら、何か違ったのかな。
そう考えるけど、時すでに遅し。
私の隣にはもう、翔太はいない
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たまっち(プロフ) - りいさん» 感想ありがとうございます。りいさんにそう言って頂き、作者自身も書いてよかったと思うことができました！この作品をほんとに気に入って頂いたことがとても伝わってきました！これからもよろしくお願い致します。 (2021年12月2日 15時) (
レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
りい - ニヤニヤと切なさが止まりませんでしたっっ！世界観があまりにもリアルで、とても入り込めて、最後は駆け抜けるような勢いで読んでしまいました！すっごく大好きな作品に出会えました（泣）これからも応援しています！ (2021年11月30日 4時) (レス) id: b9a778a493 (このIDを非表示/違反報告)
たまっち(プロフ) - るるさん» 最後まで読んで頂きありがとうございます！この作品を毎日の楽しみにして頂けて、嬉しいです。続編書くかも....です！更新された時は、ぜひご覧になってください！ (2021年6月3日 23時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - お疲れ様でした！毎日毎日更新されてないか見にきました！とてもだいすきな作品でした！新作も楽しみにしてます。もしよかったら、カップルになった2人の話がみたい！番外編、続編！みたいです泣 (2021年6月2日 20時) (レス) id: 4e2e9a9344 (このIDを非表示/違反報告)
たまっち(プロフ) - 涼さん» 最後まで読んで頂きありがとうございました！この作品で、ハラハラドキドキして頂けたことは、作品を書く側にとって大変嬉しいことです。また楽しんで頂けるような作品が書けるよう、頑張ります。 (2021年6月2日 14時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまっち
| 作成日時：2021年5月13日 23時
