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お酒も料理も進んだところ、そろそろ本題に入ろうと話しかける
「ふっか、あのさ、」
深「待って。俺から言わせて」
私から話そうとしたら、遮られた
アルコールのせいで少し潤んだ目と視線が合う
深「俺、高校の時からずっとAのこと、好きだった」
「えっ！？そんな前から？」
高校って、私がふっかを好きになった頃じゃん
てことは、ずっと前から両想いだったってこと？
深「びっくりするよな笑 何回も好きって伝えようか考えたんだけど、勇気が出なかった」
一気に縮こまるふっかに、信憑性が増してくる
ほんとに、好かれてたんだ
深「俺小さい頃、虐待受けてたじゃん？俺の母親はそれを愛だと言ってたし、俺もそう思って受けてた。血繋がってるわけだから、俺ももし大事な人ができたら、そうなるんじゃないかって、....だから言えなかった」
ずっと自分だけが苦しんでいると思ってた
ふっかに片想いして、勝手に傷ついて、自分だけが報われないんだって
けど、そうじゃなかった
ふっかもふっかで、苦しんでいた
私たちは互いを互いに苦しめ合っていたんだね。
もっと早く気づいていたら、もっと早く想いを伝え合っていたら、今の状況は変わってたかな？って思う
深「俺は、Aがずっと好きだ。誰の手にも渡したくない。俺だけのAでいて欲しい」
熱の込められた潤った目が私を見つめる
自分のゴクリと唾を飲む音が、耳に響いた
とてつもなく鼓動が速くなっているのが分かる
「ごめんなさい」
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たまっち(プロフ) - めぐさん» 最後まで読んで頂きありがとうございます！また読むのを再開して頂けて嬉しいです。この作品がこんなにも多くの方に読んで頂けたのも、めぐさんを含めた読者様のお声があったおかげです。ぜひ、また読みに来てください！ (2021年8月31日 2時) (
レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 最後まで読ませていただきました！実は結構前から読んでたんですけど、途中辛くなって読むの躊躇してしまって(；；)最後は号泣しながらでしたが、本当に素敵なお話でした。いつか必ずまた読み返すと思います！長い連載、おつかれさまでした！ (2021年8月30日 16時) (レス) id: 19a0d7c3e3 (このIDを非表示/違反報告)
たまっち(プロフ) - ささん» ありがとうございます！この作品で涙して頂けたこと、大変嬉しいです。作者自身もこの作品をこのように愛して頂けて光栄です。今後も読んで頂けると幸いです。 (2021年4月29日 11時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
さ - 気付いたら何度も涙していました。そして続きが気になって読み続けたら朝になっていました。幸せな気持ちにさせていただきありがとうございます。これからも応援しています。 (2021年4月23日 4時) (レス) id: 2aac9265ca (このIDを非表示/違反報告)
たまっち(プロフ) - あゆさん» ありがとうございます！あゆさんの丁寧なご感想が大変嬉しく、小説を書く原動力にもなります。引き続きこの小説を読んでいただけると幸いです。あゆさんもお身体に気をつけてお過ごしください。 (2021年4月4日 16時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまっち
| 作成日時：2021年3月29日 13時
