チグリジアⅣ ー愛して、助けてー (ページ18)

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深澤side

深｢えーっと、どちら様ですか？｣

？『俺やん！こーじ！』

深｢あぁ！え、なんで、康二が渡辺といんの！？｣

康『照兄に話があって、会社まで来ちゃいました』

深｢照に？珍しいね｣

そう言うと、ちょうど照が戻ってきた

俺が電話してるからか、口パクで｢誰？｣と尋ねてきた

深｢康二だよ。照のスマホに渡辺から電話かかってきて、康二が照に話したいことあるからって会社まで来たらしい｣

岩｢まじ？ちょ、貸してっ｣

耳にかざしていたスマホを照に渡す

うん、うん、と頷きながら、なにやら俺の方を見て、｢分かった｣と言った

そしてそのまま電話を切った

岩｢今日康二が話したいことあるって｣

深｢そう。じゃあ、また今度にすっか｣

岩｢いや、お前も。なんなら、翔太も一緒｣

いや、いいのかよ

元々照に話すつもりだったっぽいのに、俺まで居ていいのかよ

てゆか、渡辺関係なくね？

そんな疑問が浮かんだが、質問するのも面倒だったため、｢わかった｣とだけ照に言った

照と会社の外まで下りていくと、

康｢照兄！ふっかさーん！｣

と言って、飛びついてくる康二

渡｢お疲れっす｣

とぶっきらぼうに挨拶をする渡辺

隣に並んでるからか余計に、康二が可愛く見えた