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コンコン、とたっつーの部屋をノックすれば、どうぞ、と控えめな声が聞こえる
扉を開ければ、丸まった背中が見える
縮こまって体育座りしている姿に、思わず笑ってしまう
深「なんだよ...いきなり来て笑うかよ」
「だって、そんな格好してるから」
深「...Aが逃げるからじゃん....」
その言葉を聞いて、たっつーの目の前に来てしゃがむ
上目遣いのたっつーと目が合う
「ごめん、逃げてばっかりで。でももう逃げないから」
だから聞いてよ。
そんな願いを込めて。
「深澤辰哉さん。私、あなたが好きです」
私の目の前で大きく開かれる目
ぱちぱちと、瞬きを繰り返す
「あの、....なんか言わない？」
私の渾身の告白に対してなんの反応もないから、思わずこっちから反応を伺う
そんな驚くことでもないと思うんだけど...。
深「...いや、まさかフルネームでくると思ってなくて、...いやそれより好きって...」
「フルネームにまず驚いたのね、好きの以前に」
深「違う違う！！いや違くもないけど！え、待って好き！？好きって、俺を？」
「だからそー言ってんじゃん！なにもう！人がせっかく勇気出したのに！」
さらっと告白したように見えるけど、違うし。
勇気出したのに。
「...もういいっ、」
真面目に告白した自分が急に恥ずかしくなって、たっつーに背を向ける
メンタル弱すぎ。
豆腐は豆腐でも絹よ、絹豆腐メンタル。
そんなことを考えていれば、肩に何かがのしかかる
いつの間にか、胸の前で後ろから出できた腕がクロスしている
深「まぁじで、うれし、」
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たまっち(プロフ) - あやぱんさん» 感想ありがとうございます！一見悪者に見える人でも素敵な所があるという部分が伝わっていて嬉しいです。私もこの物語を書いていて我ながらキュンキュンしてました笑。これからもたまっちをよろしくお願いします。 (6月13日 23時) (
レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
あやぱん(プロフ) - 深澤さん推しですが、誰かに決められないくらいみんな素敵で、だからこそ1人に決める時の辛さも伝わってくるようで読み応えのあるお話でした！とても素敵な疑似体験をさせて頂けました。素晴らしい作品をありがとうございます！ (6月12日 22時) (レス) @page34 id: e49b1f2009 (このIDを非表示/違反報告)
たまっち(プロフ) - わーぉさん» コメントありがとうございます！だいぶ作品に引き込まれて頂けたみたいで嬉しいです。新作もあるのでそちらも読んで頂けたら幸いです。今後も応援よろしくお願いします。 (2022年5月19日 14時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
わーぉ(プロフ) - ハラハラドキドキで見ていました！すごく面白くて見入ってしまい気づいたら一気に！これからも素敵な小説を楽しみにしています(^^)ありがとうございました！ (2022年5月18日 14時) (レス) @page34 id: 88cbea371f (このIDを非表示/違反報告)
たまっち(プロフ) - ゆみちさん» 深澤さんの持つ一途さも、今の時代では貴重なものとなってしまったので、私自身も余計に憧れが強いです(笑) たくさんコメントや感想を頂けて嬉しい限りです。これからもぜひよろしくお願い致します！ (2022年4月13日 0時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまっち
| 作成日時：2022年2月14日 15時
