1番になりきれない女。3

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未だに視線を感じる構内


そりゃ首にこんなん付けてたら見るよね。








宇「それに深澤となんかあったでしょ」


「へ？なにが、」


宇「昨日から怪しいのよ、2人とも。そわそわっていうかわかりやすいのよ！」


「いや、まぁまぁ。なくもないけど」


宇「喋ろ、吐けこら」


「怖いやだ」








私に軽く攻撃しようとしてくる凛花を交わし、昨日のことを思い出す


どうせ後からバレるのだと思い、中庭のベンチに引っ張り込んで、昨日の過程について説明した








迎えに来てもらい、映画を見ようと誘い、その流れでキスをして、なべしょのことを聞かれ、期待してると言われたという流れ










宇「え、ちょまっ、キス！？ちゅーしたわけ！？」


「ちょ、声デカ！」


宇「私らの住むシェアハウスで、なんてハレンチな...！！」


「ごめんってば！てか問題そこ！？」


宇「ちゅーなんてやるわねほんと。これは深澤1歩リード。...いや、100歩くらいリードしてんな」


「何言ってんの」










どうもこの人はボケの方向に持ってきたがる


ひーさんの真面目さを分け与えたいくらい。


















宇「てかさーもう、ぶっちゃけ決まってんでしょ？」

















そう問われ、思い当たらない節もない
















宇「あとはさ、"2人"のことちゃんとするしかなくない？」

















その"2人"が誰で、本命の"1人"が誰かなんて、きっと凛花は分かっている

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