142 深澤side ページ44
深澤side
はぁ...。やばい。
今日のA、どした？
あまりの違いように、俺も心配になってくる
今も座って並んで映画見てってけど、当然全く頭に入ってこない。
それはきっと、Aも同じ。
だって、明らかに視線が下向いてるし、こいつ元々ゾンビ映画とかホラー映画無理なタイプだし。
なぁ、なんで"映画見よう"なんて言ったの？
そう問いかけたいけど、生憎今の俺にはそんな勇気はない
隣を見れば、首にコルセットを付け、終始動きずらそうにするA
あの日、担架に乗せられたAを見て、生きた心地がしなかった
俺がどんなに呼びかけても、目を覚ますことはなくて、ただ動かないAを目の前に、自分を落ち着かせるだけだった
あの日の出来事がフラッシュバックする
恐怖を感じる
気付いたら、Aの隣から目の前に移動して、彼女を抱き締めていた
「ど、どうした、？」
深「んー、ちょっとこうさせて」
首に負担がかからないように、なるべく優しく抱き締めた
始めはぎこちなさそうに俺の服の裾を掴んでいた手が、俺の背中を撫でるようになった
Aの温もりを、存在を、確かめるように抱き締めた
好きだ。
そんな言葉じゃ表しきれないくらい、どうしようもなく大切で仕方ない。
「たっつー」
深「ん？」
「ありがとう」
深「なにが？」
「お迎えとか、こうして一緒に映画見てくれて、」
深「...そんなんお易い御用だから」
Aの甘くて優しい声が、全身に響く
そっと身体を離し、Aと向き合う
少しだけ赤らんだ表情は、俺の理性をぶち壊すのには十分だった
深「そんな顔されたら、期待するって言ったじゃん」
両頬を優しく包み込んで、彼女の唇に触れる
ずっとこうして触れたかった
このシェアハウスで過ごすようになってからずっと。
再び、ギュッと俺の服の裾を掴む彼女が、とびっきり愛おしかった
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たまっち(プロフ) - ゆみちさん» そんなこと言って頂けて嬉しいです！私もゆみち様からコメント頂く度、温かい気持ちになります。続編の方更新しましたので、ぜひご覧ください！ (2022年2月14日 16時) (
レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみち(プロフ) - たまっちさんのお話素敵すぎて、キュンキュンポイントありすぎて、胸が痛いです・・(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾どうなるんだー！！ふっかが幸せになりますように・・。最後まで見守ります！！ (2022年2月13日 22時) (レス) id: 26d9bc83bf (このIDを非表示/違反報告)
たまっち(プロフ) - ゆめさん» コメントありがとうございます！ほんと何してんのー！ですよね(笑) 深澤担にとっては、ハラハラドキドキですね...(￣▽￣) (2022年2月13日 21時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
たまっち(プロフ) - まゆんさん» コメントありがとうございます！モテるんですよね、深澤さん。お気遣いありがとうございます(泣) まゆん様もお体にお気をつけてお過ごし下さい。 (2022年2月13日 21時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
たまっち(プロフ) - ゆみちさん» コメントありがとうございます！主人公ちゃんついに暴露しちゃいましたね...。最後までぜひよろしくお願いします！ (2022年2月13日 21時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまっち
x他1人 | 作成日時：2022年1月13日 2時
