1番になりきれない女。3

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水を飲もうと、リビングに向かう


冷蔵庫から、ミネラルウォーターを取り出し、一気飲みする







ぐしゃっと潰されたペットボトルを見つめる


水は半分も減っていて、無意識のうちにこんなに飲んでいたのかと少し驚く








ソファに座ろうと、向かえば、











「うわぁぁ！」








先約がひとり。













渡「...っだぁ、びっくりしたぁ、」












今、いっっっっちばん会いたくない人




















渡「お前の握力どうなってんの？」









握りつぶされたペットボトルを指さされ、慌てて後ろに隠す







なんか、顔が見れない。


あだっちーからあんなことを聞かされた今、まともに顔を見れる方がおかしい。















「...っと、私レポートかかなきゃ、」











慌ててその場を離れようとすれば、掴まれる左腕














渡「ちょっといい？」










そのまま手を引かれ、ソファに2人腰かける


いつもとは違う雰囲気に、変に意識してしまう













ドキドキ、してる。


さっき飲んだ水が、今にも出てきそうなくらい緊張してる。














隣にいるなべしょは、あーとか、うーとか言って、唸ってばっかり。










無意識なのか、私の腕を掴んだまま、力を入れてくる


それすらも恥ずかしくて、もはや振りほどきたいくらい。














渡「...あのさ、」










なべしょらしくない弱気な声



















渡「Aって、ふっかのこと...好き？」

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