チグリジアⅡ ー愛して、助けてー (ページ8)

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目が覚めると、頭痛と身体のだるさを感じると同時に、温もりと重みを感じた

上を見上げると、蓮の顔がドアップで視界に入った

「えっ！？」

驚いて、思わず大きな声をあげる

それにもかかわらず、蓮が起きる気配が一向にない

まず、なんで蓮に抱きつかれて寝ていたのかが分からない

昨日の晩は、たしか翔太が迎えに来て、アイスを公園で一緒に食べて、、、

「あっ、、、キス、、、した、、、、」

酔っていたけど、それはさすがに覚えている

そしてそっから後の記憶がない

もしかして、いつもみたいにその場で寝た！？

そして眠った私を翔太がここまで連れてきてくれた

「完全に、やらかした、、、、、」

さすがに翔太もこんな女呆れるよ

多分、嫌われたわ、、、

そんなネガティブなことばかり思ってしまう

モゾモゾと目の前の蓮が動き出す

蓮「.....んっ、A、、、起きた....？」

上から降ってくる、少しくぐもった声

恐る恐る上を見ると、眠そうに目を開けた蓮よ顔を見えた

「.....ねぇ。私、なんでここにいるの、、、？」

薄目を開けたその瞳と目が合う

整いすぎたその顔と色気付いたその表情に、少し動揺する

蓮「んー。Aと一緒に寝たかったから」