チグリジアⅡ ー愛して、助けてー (ページ27)

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涼太side

渡｢あいつ、最近顔色悪いんだよ｣

香｢さっきも、全然ご飯食べてなかったし｣

涼｢......何か、あったのかな、？｣

チラッと隣に座る山田さんを見ると、視線が合う

しかし、すぐに逸らされた

...グレー、かな？

深｢昔から、無理するくせあるからな｣

渡｢何でも知ってるんですね｣

翔太、そこ嫉妬するとこじゃないから

香｢あそこまで、弱ってるA見たことないかも｣

涼｢それくらい、重い何かを抱えてるのかもしれない｣

それが、何なのか俺たちには分からない

山｢いいじゃないですか！きっと工藤さんも、触れられたくない部分なんですよ！｣

彼女のその言葉に、隣から｢は？｣と、少し怒りを含んだ声が聞こえる

香｢いいって何が？Aのこと知らないあんたに、そんなこと言って欲しくないんだけど｣

香織、と一言制すると、不満げにため息をついた

香織はAちゃんが大好きだから、Aちゃんのことになると感情が抑えきれなくなっちゃうんだよね笑

山｢...ごめんなさいっ、そんなつもりじゃ、、｣

泣きそうなのか、ふりなのかよく分からない

申し訳ないけど今の俺には、演技にしか見えない

渡｢ほら、山田もそんなつもりで言ったんじゃないからさ｣

なるほどね

翔太は、そっちの肩を持つのか