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吹き出した私を見て、翔太は少し不貞腐れた口調で私に尋ねた
渡「...ふっかが、言ったの?俺はジャニーズだって」
「ううん。違うよ。たまたまコンビニで、ひー兄が表紙に載ってる雑誌を見ちゃって、ひー兄に連絡したら「待って待って、お前、照とも知り合いなの!?」
突然話を塞き止めたと思えば、突っ込むところそこ?
当の本人は、信じられないとかいう顔をしてくる
「たつやくんに紹介されて、そこで仲良くなった」
渡「そうなんだ...」
「それで、ひー兄に連絡したら、たつやくんに伝わって、その日にSnow Manのこと知ったの」
Snow Manの画像を見せられた時は、心底驚いたけど。
たつやくんと関わっている以上、いつか翔太と会うのではないかとは思っていた
けど、それがこんなにも早く訪れるとは思っていなかった
渡「それを知ってさ、Aはどう思った?やっぱり、関わらない方がいいって思った?」
少し遠慮がちに尋ねてくる翔太
「正直、離れるべきだって、出ていくべきだって思った。...でもね、」
深『出ていくな。ずっと2人で暮らそうよ』
深『俺にはかのが必要なんだ』
深『それでも、俺は、かのと一緒にいたい』
深『ずっと必要とするから。だから絶対出ていくなよ?約束』
たつやくんの言葉の数々が頭の中に浮かぶ
「たつやくんが"一緒にいたい"って、"Aが俺には必要だ"って、引き止めてくれたの。だから、彼が私を必要としてくれる限り、傍にいるって決めたの」
翔太にこんなことを言うのはおかしいかもしれない
そんなリスクのあること、同じグループのメンバーとして、良い思いするわけない
それでも、たつやくんが大事にしているメンバーだし、翔太の本当の優しさを知っているから、こんなことまで話してしまう
私の言葉を聞いた翔太も、そうか、と呟くしかなかった
すると、
ブーッブーッと、タイミングが良いのか悪いのか、私のスマホが震えた
深『ごめん。今日、夕飯いらない』
深『仕事遅くなる。先寝てて』
こんなメッセージで、不安になる
最近は私にベッタリだったのに、余裕のなさそうな文面に、何かあったのかと。
一気に心は不安に侵食されていく
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たまっち(プロフ) - あゆささん» ありがとうございます!最後まで読んで頂けて、作者も嬉しいです。作品を書いていて、岩本さん切ない...なんて思ってました(泣) 今後も作者の作品を読んでいただけたら嬉しいです。 (2021年9月11日 12時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
たまっち(プロフ) - そらさん» コメントありがとうございます!素敵な作品と言って頂けてとても嬉しいです。そらさんもなんですね...。いつか必ず会える日があると信じて、それまで妄想に浸りましょう!(泣) (2021年9月11日 12時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
あゆさ - 切なくてもこころがあったまります(^^)完結ありがとうございます! (2021年9月11日 8時) (レス) id: 2daace8839 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 初めまして!完結お疲れ様でした!いつも更新を楽しみに拝見していました:)素敵な作品に出会えて感謝ですっ!私もツアーに行けず、暫く引きずりそうですが一緒に乗り越えましょう(涙) (2021年9月11日 7時) (レス) id: 1df363a13b (このIDを非表示/違反報告)
たまっち(プロフ) - 優華さん» こんにちは!コメントありがとうございます!自分を見直した渡辺さんにも、チャンスが巡ってきて欲しいところですよね。今後もよろしくお願い致します! (2021年8月28日 12時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまっち | 作成日時:2021年8月27日 0時