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"先に寝室に行ってて"と言われ、ベッドにひとりで入る







これからどうするべきか。


きちんと翔太と話すべきだと思った


だけど、翔太と会う方法がない


たつやくんに頼むのは気が引ける


....ここは、ひー兄に頼るしかない









寝室の扉が開いた







深「A...」


「え、ちょっ、」






たつやくんは突然、布団を剥ぎ、私に馬乗りになった


彼を退けようと両手を伸ばせば、いとも簡単に掴まれ、シーツに縫い付けられる







「ねぇ!何考えてんの!」






全然びくともしない体に、力の強さを感じる


私を見つめる表情はどこか苦しそうで、目は虚ろだった


その瞳の奥に、光なんか宿っていない


真っ黒で、簡単に吸い込まれそう









「ねぇ、おねがい、はなしっ、んっ」






噛みつかれるような荒々しいキス


最初は抵抗していたものの、甘くて溶けそうなほどのそれに、次第に頭が回らなくなる







唇が離れれば、部屋にふたつの吐息が響く








深「ごめん...。今だけ、...受け入れて」









そんなの受け入れるしかなかった


抱かれる理由がなんであれ、断る理由がない


だって、私はペットで、主人の言うことは何でも聞かなければならないから。









なんて、





たつやくんが好きだから





とかいう理由を正当化したくないだけ。









初めて受け入れるたつやくんは、熱くて、苦しくて、でも嬉しくて。


必死にしがみついた


Aと名前を呼ばれる度に力が入り、たつやくんは顔を歪める


初めて見るその表情を、脳裏に焼き付けて、忘れないようにした









いつの間にか眠ってしまって、既に陽は昇っていた


朝起きたら、彼はいなかった







何も身につけていないカラダ


気怠さ


腰に走る痛み


全身に付けられた赤いマーク






それらが、昨夜の出来事を物語っていた

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設定タグ:SnowMan , 深澤辰哉 , 渡辺翔太   
作品ジャンル:恋愛
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たまっち(プロフ) - あゆささん» ありがとうございます!最後まで読んで頂けて、作者も嬉しいです。作品を書いていて、岩本さん切ない...なんて思ってました(泣) 今後も作者の作品を読んでいただけたら嬉しいです。 (2021年9月11日 12時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
たまっち(プロフ) - そらさん» コメントありがとうございます!素敵な作品と言って頂けてとても嬉しいです。そらさんもなんですね...。いつか必ず会える日があると信じて、それまで妄想に浸りましょう!(泣) (2021年9月11日 12時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
あゆさ - 切なくてもこころがあったまります(^^)完結ありがとうございます! (2021年9月11日 8時) (レス) id: 2daace8839 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 初めまして!完結お疲れ様でした!いつも更新を楽しみに拝見していました:)素敵な作品に出会えて感謝ですっ!私もツアーに行けず、暫く引きずりそうですが一緒に乗り越えましょう(涙) (2021年9月11日 7時) (レス) id: 1df363a13b (このIDを非表示/違反報告)
たまっち(プロフ) - 優華さん» こんにちは!コメントありがとうございます!自分を見直した渡辺さんにも、チャンスが巡ってきて欲しいところですよね。今後もよろしくお願い致します! (2021年8月28日 12時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまっち | 作成日時:2021年8月27日 0時

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