チグリジアー愛して、助けてー (ページ47)

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涼太side

｢それでね、さいきんしょーたとぜんっぜん話せてないの～｣

今日の酔っぱらいは1名のみ

香｢あ～、酔ってるね、この子｣

涼｢飲ませすぎたかな。けどこれでけっこう本音聞けそうだけどね｣

｢ふっかがずっと好きだったのー！でも、さいきんはぁー、しょーたにむねがきゅーってなるの｣

幼馴染の恋を応援している身からすれば、嬉しいことこの上ないことだ

ただ、まだAちゃんの中にはふっかの存在が残っていることは事実だ

こればっかりはどうしようもない

香｢あ、あのクズとどうなってんの？最近は｣

｢ふっかはねー、わたしとしょーたがちゅーしたのに気づいて、指でくちぐいーって｣

テーブルの向かいにいる香織に手を伸ばしらあの時のそれを実践してるようだ

香｢ねぇ、口紅取れるでしょうが！｣

｢そー！わたしもその時それいった！｣

ふっかもふっかで、拗らせてる

なんであそこまで女遊びしてるのか知らないけど、ふっかにとってAちゃんが特別な存在であるのはなんとなくわかる

だって、Aちゃんには絶対手を出さないから

他の女子との接し方が明らかに違う

ふっかのばーか、顔でか、とか何とか言って、どんどんサワーを飲む

そろそろ、止めないとな。俺が翔太に怒られそうだ

涼｢Aちゃん、もうやめときな。そろそろ二人とも帰るよ｣

香｢そうだね。これ以上酔っ払うと、めめくんが可哀想｣

当の本人は、まだ飲みたいーなんて言ってる

さて、俺は、お迎え呼ぶことにしようかな

電話をかけると、2コールで出た。早いな

涼｢あ、もしもし＿＿＿＿＿｣