チグリジアー愛して、助けてー (ページ45)

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｢なんで、あんたが知ってんのよ！｣

香｢だって涼太がこそこそ電話してるから女の子かと思って、スピーカーにして！って言ったら、渡辺だったんだも～ん｣

だもん、とか可愛くないし。

涼太くんも嫁には甘いんだよな。頼むよ。

何より翔太が可哀想、、、

香｢んで、久々のキスはどうでした？｣

｢どんな質問してんのよ。てか、なんで久々だって知ってんのよ｣

香｢何年一緒にいると思ってんのよ！で、どうだった？｣

｢まぁ、、、、いいんじゃない？｣

なんだ、いいんじゃない？って。

あの時のキスシーンが蘇って、また恥ずかしくなる

香｢顔真っ赤にするほどのキスだったんだね～｣

｢てか、その日ふっかとひかるくんと飲みに行ってたんだけど、ふっかにバレてた。んで、唇を指で拭き取られました｣

香｢は？なにそれ。なぜ気づく、なぜそこで拭う！？｣

顔がこわいよ、キレてるよ。ほんと訳わかんないって顔してる

｢そっからなんとなくふっかとも気まずくて｣

ふぅ～ん、と興味あるんだかないんだか、どっちか分からん返事をされる

香｢ちょっと、これは詳しく聞かなきゃいけない案件ねぇ。よし、涼太と私とで飲み行くわよ｣

あ、興味あるんだ

てゆか、めっちゃ尋問されるやつじゃん、これ。

｢あ、さすがに昨日飲みに行ったから今日は無理よ。せめて、金曜にして｣

香｢了解。涼太にも言っとく！｣

2日に連チャンで飲みはさすがにね

蓮のご飯も作ってあげないと。あの子一人だと何も食べないから笑

自分のデスクに戻ると、斜めの前の席の翔太と目が合う

なんだか恥ずかしくなって、そのまま逸らしてしまう

ダメだ。全然平常心でいられない、、、