チグリジアー愛して、助けてー (ページ40)

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翔太に告白されて翌日の会社

どういう顔して会えばいいのか分からなくて、恐る恐る出社する

｢おはよ｣

緊張状態でかけられた声に、ビクッとする

振り返ると、ひかるくんだった

｢っなんだぁ～、ひかるくんか～｣

安堵からか、失礼な言葉が自然と出てきてしまう

岩｢お前、なんだってなんだよ。てか、ふっかとなんかあった？あいつ帰り、地味に静かだったんだけど、、、、｣

｢なんかあったっていうか、ふっかがよく分かんなかった｣

岩｢あいつ、たまに何考えてるか分かんねぇ時あるからな｣

ずっと一緒にいる、ひかるくんでさえ、分かんないふっかを私が分かるわけない

岩｢てゆか、翔太ともなんかあった？｣

今一番聞かれたくないのに相談はしたい案件について、彼は聞いてきた

｢やっぱ、分かっちゃう？けど、ここでパッとは話せることではない｣

こんなとこでサクッと話せるような案件じゃない。内容が濃すぎる

ひかるくんは、そっか、と言って少し何かを考える

岩｢じゃー、ランチミーティングでもすっか｣

ランチミーティングって笑

たしかに、私にとっては会議にするだけの案件ではあるけど

岩｢さすがに、今日の夜もってなると、目黒が可哀想だしな｣

気遣いもできるなんて、モテる男よ。しかも実際にモテてるし。

なぜ彼に彼女が出来ないかが、ほんとうに謎だ

｢助かる笑｣

岩｢そんじゃー、昼に社食でいい？てゆか、昼なったら声かけるから、一緒行こ｣

｢うん。ひかるくん、いつもありがとう｣

岩｢いいよ、別に。気にすんな｣

大きな手が私の頭を撫でる

ひかるくんの手は、とても安心する

困った時は、いつも助けてくれるから